Actualités japonaises: トランプ大統領 NSCの開催明らかにイランイスラエル対応か

アメリカのホワイトハウスはトランプ大統領だいとうりょうが17日にち、NSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎの会合かいごうを開ひらいたと明あきらかにしました。中東ちゅうとうで攻撃こうげきの応酬おうしゅうを続つづけるイランとイスラエルへの対応たいおうについて話し合はなしあったとみられ、トランプ大統領だいとうりょうの今後こんごの出方でかたが焦点しょうてんです。

また、アメリカのホワイトハウスの当局とうきょく者しゃはNHKの取材しゅざいに対にたいし、トランプ大統領だいとうりょうが17日にちイスラエルのネタニヤフ首相しゅしょうと電話でんわ会談かいだんを行おこなったと明あきらかにしました。

イスラエルとイランの攻撃こうげきの応酬おうしゅうが続つづく中なか、イランへの対応たいおうなどについて協議きょうぎしたとみられます。

トランプ大統領だいとうりょうは中東ちゅうとう情勢じょうせいを受うけてカナダでのG7サミット＝主要しゅよう7か国かこく首脳しゅのう会議かいぎを切り上きりあげて17日にち早朝そうちょうに首都しゅとワシントンに戻もどりました。

ホワイトハウスは17日にち午後ごご、トランプ大統領だいとうりょうがNSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎの会合かいごうをおよそ1時間じかん20分ふんにわたり開ひらいたと明あきらかにし、中東ちゅうとうで攻撃こうげきの応酬おうしゅうを続つづけるイランとイスラエルへの対応たいおうについて話し合はなしあったとみられます。

これに先せんだってアメリカのニュースサイト、「アクシオス」は政府せいふ当局とうきょく者しゃの話はなしとしてトランプ大統領だいとうりょうが地下ちか深ふかくにウラン濃縮のうしゅく施設しせつがあるイラン中部ちゅうぶフォルドゥの核かく施設しせつに対にたいする攻撃こうげきを真剣しんけんに検討けんとうしていると伝つたえています。

また、バンス副ふく大統領だいとうりょうは17日にち、SNSに「トランプ大統領だいとうりょうはイランのウラン濃縮のうしゅくを終おわらせるためにさらなる措置そちを講こうじる必要ひつようがあると判断はんだんするかもしれない。

その判断はんだんは最終さいしゅう的てきには大統領だいとうりょうに委ゆだねられている」と投稿とうこうしトランプ大統領だいとうりょうがイランに対にたいして厳きびしい行動こうどうをとる可能かのう性せいが選択肢せんたくしとしてあるとの考かんがえを示しめしました。

一方いっぽう、トランプ大統領だいとうりょうはこれまで中東ちゅうとうでの紛争ふんそうにアメリカは直接ちょくせつ関与かんよしたくないという考かんがえもたびたび示しめしていて、トランプ大統領だいとうりょうの今後こんごの出方でかたが焦点しょうてんです。

トランプ大統領だいとうりょう “無む条件じょうけんに降伏ごうぶくせよ” イランに圧力あつりょく

トランプ大統領だいとうりょうはSNSに投稿とうこうし「現在げんざい、われわれはイラン上空じょうくうを完全かんぜんにコントロールしている。

イランはすぐれた防空ぼうくう監視かんしシステムや防衛ぼうえい装備そうびを持もつが、アメリカ製せいのものとは比くらべものにならない」として、イランをけん制けんせいしました。

そして、イランの最高さいこう指導しどう者しゃハメネイ師しについてアメリカが居場所いばしょを正確せいかくに把握はあくしているとして「彼かれは簡単かんたんに狙ねらえる標的ひょうてきだが、そこでは安全あんぜんだ。

われわれは、少すくなくとも今いまのところは彼かれを殺害さつがいするつもりはない」とした一方いっぽう、「民間みんかん人じんやアメリカの兵士へいしらに向むけてミサイルが撃うたれることは望のぞんでいない。我慢がまんの限界げんかいが近ちかづいている」としています。

その上うえで「無む条件じょうけんに降伏ごうぶくせよ」と書き込かきこみました。

トランプ大統領だいとうりょうは核かく開発かいはつの協議きょうぎをめぐり、イランにアメリカ側がわの提案ていあんに応おうじるよう強つよく求もとめていて、圧力あつりょくを一段いちだんと強つよめています。

国連こくれん副ふく報道ほうどう官かん「加盟かめい国こくの指導しどう者しゃに対にたいするいかなる脅迫きょうはくにも反対はんたい」

国連こくれんのハク副ふく報道ほうどう官かんは17日にちの記者きしゃ会見かいけんで、イランの最高さいこう指導しどう者しゃハメネイ師しに対にたいするアメリカのトランプ大統領だいとうりょうのSNSへの投稿とうこうや、イスラエルの政治せいじ家かの発言はつげんが脅迫きょうはくではないかという質問しつもんに対にたいして、「国連こくれん加盟かめい国こくの指導しどう者しゃに対にたいするいかなる脅迫きょうはくにも反対はんたいだ」としたうえで、「状況じょうきょうをエスカレートさせる可能かのう性せいのある行動こうどうや発言はつげんを避さけるようすべての人ひとに呼よびかける」と述のべました。

米べいメディア“「バンカーバスター」で攻撃こうげきの可能かのう性せい”

アメリカのメディアは、トランプ大統領だいとうりょうがイランへの対応たいおうで取とり得える選択肢せんたくしとして、イランの核かく関連かんれん施設しせつを「バンカーバスター」と呼よばれる特殊とくしゅな爆弾ばくだんを使つかって攻撃こうげきする可能かのう性せいを報ほうじています。

このうち、有力ゆうりょく紙し、ニューヨーク・タイムズは16日にちトランプ大統領だいとうりょうが、イスラエルを支援しえんするため、イラン中部ちゅうぶフォルドゥのウラン濃縮のうしゅく施設しせつを「バンカーバスター」を使つかって破壊はかいするかどうか、決断けつだんを迫せまられていると伝つたえました。

「バンカーバスター」は、地下ちかの軍事ぐんじ施設しせつなどを破壊はかいするために使つかわれる爆弾ばくだんで、アメリカ軍ぐんは数すう種類しゅるい、開発かいはつしています。

標的ひょうてきとして名前なまえが挙あがっているフォルドゥのウラン濃縮のうしゅく施設しせつは、イスラエルからの空爆くうばくを避さけるために、山岳さんがく地帯ちたいの地下ちか80メートルほどに設置せっちされているとみられていて、ニューヨーク・タイムズは、専門せんもん家かの話はなしとして、アメリカが持もつ大型おおがたのバンカーバスター「GBU-57」が「施設しせつの破壊はかいに唯一ゆいいつ適てきした兵器へいきだ」と伝つたえています。