去年は
新型コロナウイルスの
影響で
中止となった
プロ野球のオールスター
ゲームが、2
年ぶりに
開催され、
第1
戦は、オール・セントラルがオール・パシフィックに5
対4で
競り勝ちました。
オールスターゲームは新型コロナウイルスの影響で去年は初めて中止となり、ことし2年ぶりに開催されました。
第1戦は埼玉県所沢市のメットライフドームで行われ、オール・パシフィックは、東京オリンピック日本代表のオリックス、山本由伸投手が先発しました。
山本投手は1回、オール・セントラルの日本代表、巨人・坂本勇人選手、ファン投票でリーグ最多得票の阪神のルーキー佐藤輝明選手、それに日本代表の広島・鈴木誠也選手に対し、150キロを超える速球を軸に打ち取るなど、2回をパーフェクトに抑えました。
このあとオール・パシフィックは2回、西武・山川穂高選手の2点タイムリーツーベースで先制し、3回にも1点を加えました。
対するオール・セントラルは5回に2点を挙げて1点差とし、6回には日本代表の広島・菊池涼介選手がツーランホームランを打って逆転しました。
この後、同点となりますが、オール・セントラルは9回2アウト満塁から、阪神のルーキーで途中出場の中野拓夢選手が押し出しのフォアボールを選び、オール・セントラルが5対4で競り勝ちました。
この試合のMVP=最優秀選手には、ツーランホームランを含む4本のヒットを打った広島の菊池選手が選ばれました。
オールスターゲームの第2戦は17日、仙台市の楽天生命パーク宮城で行われます。
一方、メットライフドームがある埼玉県では、まん延防止等重点措置が継続されていることから、観客の上限は5000人に制限されていましたが、措置が継続される前までに販売されたチケットが有効となったため、球場には8992人が訪れました。
MVP 広島・菊池「1回も賞を取ったことがないのでうれしい」
第1
戦のMVP=
最優秀選手に
選ばれた
広島・
菊池涼介選手は「
申し訳ないというか、
まさかというか、1
回も
賞を
取ったことがないので、
それが
西武ドームという
思い出の
深い場所でMVPを
取れたのはうれしく
思います」と
球場の
近くに
実家が
あるエピソードを
交えながら
喜びを
語りました。
また菊池選手がホームランを打つ前に巨人の岡本和真選手が盗塁をしたことについて「シーズンで見たことのない和真の盗塁が僕を奮い立たせてくれた」と振り返っていました。
そして「あすは仙台ということで、復興もあると思いますし、後輩が被災していますし、仲間がいる場所で元気を与えられるプレーができたらいいと思います」と意気込んでいました。
敢闘賞 西武 山川「チャンスに打ててよかった」
第1
戦の
敢闘賞に
選ばれた
西武の
山川穂高選手は「オールスターらしからぬ
緊張感で、
それはそれで
楽しかった」と
振り返りました。
そして先制タイムリーについて「チャンスだったので、普通に打ちたいと思いながら打席に入ったので、打ててよかった。結果として敢闘賞を取れたのでよかった」と話していました。
また同じく敢闘賞に選ばれた阪神の近本光司選手は、2年前のオールスターゲームから7打席連続でヒットを打ったことについて「特に意識はしていなかったが、とにかく楽しんで、打席、この試合に入れていたのがよかった。しっかり初球から思い切って振りにいけているところもよかったのかなと思う」と振り返りました。
そして17日の第2戦に向けて「たくさんの全国のファンに、また楽しいプレー、すごいプレー、すごい試合を見せられるように全力で楽しんでやりたい」と意気込んでいました。