東京オリンピックに
出場するサッカー
女子のイギリス
代表が
試合前に
片方のひざをついて
人種差別への
抗議を
表明することを
決めました。
これは15日、イングランドサッカー協会のホームページで発表されました。
オリンピック憲章は競技会場などでデモや政治、宗教、人種に関する宣伝活動を禁止していて、1968年のメキシコ大会では黒人差別への抗議として表彰台で拳をあげたアメリカの選手が大会から追放された例があります。
しかし、東京大会ではこの一部が緩和されることが決まり、これを受けてサッカー女子のイギリス代表は試合前に片方のひざを地面について人種差別への抗議を表明することを決めました。
イギリス代表の監督は「選手たちは1年以上国際試合などでひざをつく行為を続けてきた。差別への意識を高めるためにできることはなんでもするという決断で全員が一致している。ひざをつくことは社会における差別、不公正、不平等に対する平和的な抗議の象徴だ」とコメントしています。
イギリス代表は、東京大会の予選リーグで7月21日にチリ代表と、24日には日本代表の「なでしこジャパン」と札幌ドームで対戦することになっています。
このほかUSOPC=アメリカオリンピック・パラリンピック委員会も東京大会からアメリカの選手が人種差別の撤廃や社会正義を訴える抗議活動をしても平和的であれば制裁は科さないという方針を示しています。
選手たちと対話重ね 規定一部緩和
IOC=
国際オリンピック
委員会は、オリンピック
憲章の
規定を
東京大会では
一部緩和することを7
月、
決めました。
これはIOC理事会が各国や地域の選手たちと対話を重ねたIOCのアスリート委員会から「緩和が必要だ」とする提言を受けて決定したものです。
これにより選手はこれまで許されていた大会期間中の記者会見や試合後のインタビューが行われる「ミックスゾーン」、ソーシャルメディア上に加え、試合前の競技会場や試合前の選手紹介の場面でも人種差別などへの抗議の意思を示す行動を含む宣伝活動ができるようになりました。
ただしほかの国や地域の選手やチームが紹介される場面や国歌が流れている間に何らかの行為をすることや競技に集中している選手や準備している選手を妨げる行為などは引き続き厳しく禁止されています。