Báo tiếng Nhật: オリンピック【詳細】体操女子団体決勝日本は5位

東京とうきょうオリンピック、体操たいそうの女子じょし団体だんたいで日本にっぽんは5位いとなり、この種目しゅもく、1964年ねんの東京とうきょうオリンピック以来いらいのメダル獲得かくとくはなりませんでした。

体操たいそうの女子じょし団体だんたいの決勝けっしょうは、予選よせん上位じょういの8チームが出場しゅつじょうして4種目しゅもくで各かくチーム3人にんの合計ごうけい得点とくてんで争あらそわれます。

日本にっぽんは村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅ、杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅ、畠田はただ瞳ひとみ選手せんしゅ、平岩ひらいわ優奈ゆうな選手せんしゅの4人にんが出場しゅつじょうしました。

日本にっぽんはエースの村上むらかみ選手せんしゅが1種目しゅもくめのゆかでH難なん度どの大技おおわざ「シリバス」を決きめ14.066の得点とくてんをマークし、2種目しゅもくめの跳馬ちょうばでも安定あんていした演技えんぎで14点てん台だいを出だすなど、演技えんぎした3人にんが大おおきなミスのない演技えんぎを見みせました。

しかし、3種目しゅもくめの段違だんちがい平行棒へいこうぼうで村上むらかみ選手せんしゅに片手かたてがバーをつかみ損そこねるミスが出でて得点とくてんを伸のばせず、4種目しゅもくめの平均へいきん台だいでは3人にんともミスはなかったものの盛り返もりかえすことができませんでした。

日本にっぽんは合計ごうけいで163.280の得点とくてんで5位いとなり、1964年ねんの東京とうきょうオリンピック以来いらい、57年ねんぶりのメダル獲得かくとくはなりませんでした。

金メダルきんめだるは169.528のロシアオリンピック委員いいん会かい、銀メダルぎんめだるは166.096のアメリカ、銅メダルどうめだるは164.096のイギリスでした。

村上むらかみ「自分じぶんの段違だんちがい平行棒へいこうぼうのミスがなければ」

村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅは演技えんぎを振り返ふりかえり、「3位いのイギリスとの点差てんさをみると、自分じぶんの段違だんちがい平行棒へいこうぼうのミスがなければと思おもってしまう部分ぶぶんがある。キャプテンらしい演技えんぎをしなければいけないところで、よい演技えんぎができず、すごく申し訳もうしわけない」と話はなしていました。

杉原すぎはら「まとまった演技えんぎで勢いきおいをつけることができた」

杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅは演技えんぎのあとに見みせたガッツポーズについて「着地ちゃくちまでしっかりまとまった演技えんぎでチームに勢いきおいをつけることができたので、ガッツポーズが出でました」と話はなしていました。

そのうえで「きょうはほかの競技きょうぎの選手せんしゅたちが見みに来きていたので、すごく試合しあい感かんがあって、本当ほんとうに楽たのしい試合しあいになった」と話はなしていました。

畠田はただ「今こん自分じぶんたちにできる最大限さいだいげんの演技えんぎ」

畠田はただ瞳ひとみ選手せんしゅは「予選よせんはギリギリの8位い通過つうかだったので、メダルを狙ねらいすぎずに自分じぶんたちのやりたい演技えんぎを思い切おもいきってやろうと演技えんぎした。細こまかい失敗しっぱいはあったと思おもうが、今こん自分じぶんたちにできる最大限さいだいげんの演技えんぎはしたと思おもう」と話はなしていました。

また、最後さいごの平均へいきん台だいの演技えんぎについては「段違だんちがい平行棒へいこうぼうが終おわってから、かなり3位いとの点差てんさは縮ちぢまっていたので、奇跡きせきは起おこせるかなと思おもっていた。その分ぶん重圧じゅうあつはあったが、日頃ひごろからの練習れんしゅうできちんと演技えんぎできていたので、自信じしんをもって演技えんぎをすることができた」と話はなしていました。

平岩ひらいわ「すごい楽たのしい演技えんぎになった」

平岩ひらいわ優奈ゆうな選手せんしゅは日本にっぽんの最後さいごの演技えんぎとなった平均へいきん台だいについて「最初さいしょは全然ぜんぜん緊張きんちょうしていなかったが、平均へいきん台だいに乗のって演技えんぎしていく中なかでだんだん緊張きんちょう感かんが出でてきた。でも、チームのみんながたくさん声ごえをかけてくれたりして、すごい楽たのしい演技えんぎになった」と話はなしていました。

メダルに及およばず5位い

体操たいそうの女子じょし団体だんたいは、前回ぜんかいのリオデジャネイロオリンピックの4位いをこえるメダル獲得かくとくを目指めざしましたが、及およばず、5位いとなりました。

団体だんたいのメンバーは、エースの村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅ、2大会たいかい連続れんぞく出場しゅつじょうの杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅ、ともに初はつ出場しゅつじょうの畠田はただ瞳ひとみ選手せんしゅと平岩ひらいわ優奈ゆうな選手せんしゅの4人にんで、東京とうきょうオリンピックに臨のぞみました。

エースの村上むらかみ選手せんしゅは、2017年ねんの世界せかい選手権せんしゅけんで種目しゅもく別べつのゆかで金メダルきんめだる、2018年ねんの大会たいかいでは個人こじん総合そうごうで日本にっぽん勢ぜいとして初はじめて銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしています。

村上むらかみ選手せんしゅを団体だんたいの中軸ちゅうじくに据すえた日本にっぽんは、ほかのメンバーがどれだけ得点とくてんを伸のばせるかがメダル獲得かくとくへのカギでした。

田中たなか光ひかり監督かんとくは、代表だいひょうの4人にんについて「今いまの日本にっぽんの最高さいこうの4人にんがそろった。明あかるいチームで、団体だんたいで重要じゅうような雰囲気ふんいきづくりやコミュニケーションも心配しんぱいしていない」と自信じしんをのぞかせていました。

一方いっぽうで、長ながく代表だいひょうのキャプテンとして精神せいしん的てきな柱はしらだった寺本てらもと明日香あすか選手せんしゅが代表だいひょう選考せんこう会かいで落選らくせんし、その役割やくわりを村上むらかみ選手せんしゅが担になう形かたちとなりました。

村上むらかみ選手せんしゅは代表だいひょうに決きまった直後ちょくごに「今いままでは寺本てらもと選手せんしゅがいたので“自分じぶんは演技えんぎで引っ張ひっぱっていけばいい”という思おもいで、すべてを任まかせていた。東京とうきょうオリンピックはチーム最年長さいねんちょうだし、そういう訳わけにはいかない。寺本てらもと選手せんしゅの代かわりができるかは分わからないけど、積極せっきょく的てきに気きを配くばって雰囲気ふんいき作づくりをしたい」と話はなしていました。

そのことばどおり、25日にちに行おこなわれた予選よせんでは村上むらかみ選手せんしゅを中心ちゅうしんに声こえを掛け合かけあいながらの演技えんぎを続つづけました。ただ、この日ひは日本にっぽんにミスが続つづき、村上むらかみ選手せんしゅも段違だんちがい平行棒へいこうぼうで落下らっかしました。

村上むらかみ選手せんしゅは予選よせんのあと「だいぶ緊張きんちょうしていた。生いきた心地ここちがしなかった。何なん回かいも諦あきらめかけそうになったが、チームの目標もくひょうである、“明あかるく粘り強ねばりづよく淡々たんたんと”を思い出おもいだして声こえを出だした」と涙なみだを流ながしていました。

決勝けっしょうに向むけては、「何なんとか修正しゅうせいして臨のぞみたい」と気持きもちを入れ直いれなおして演技えんぎに臨のぞむことを誓ちかってました。

女子じょし団体だんたい決勝けっしょう【詳細しょうさい】

午後ごご7時じ50分ふんすぎ、東京とうきょうオリンピック、体操たいそう女子じょし団体だんたいの決勝けっしょうが始はじまりました。

予選よせんで8位いだった日本にっぽんは村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅ、杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅ、畠田はただ瞳ひとみ選手せんしゅ、平岩ひらいわ優奈ゆうな選手せんしゅの4人にんが出場しゅつじょうし、1964年ねんの東京とうきょうオリンピック以来いらいとなるメダル獲得かくとくを目指めざします。

日本にっぽんはゆか、跳馬ちょうば、段違だんちがい平行棒へいこうぼう、平均へいきん台だいの順番じゅんばんで演技えんぎに臨のぞみます。

最初さいしょの種目しゅもくのゆか

午後ごご8時じ15分ふんごろ、日本にっぽんは最初さいしょの種目しゅもくのゆかに臨のぞみ、畠田はただ瞳ひとみ選手せんしゅ、杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅ、村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅの3人にんが演技えんぎしました。

エースの村上むらかみ選手せんしゅがH難なん度どの大技おおわざ「シリバス」を決きめるなど、3人にんともに大おおきなミスはなく、ゆかの合計ごうけい点てんは40.066でした。

1種目しゅもくめを終おえて1位いはロシアオリンピック委員いいん会かいで43.799、日本にっぽんは6位いです。

2種目しゅもくめ跳馬ちょうば

午後ごご8時じ50分ふんごろ、日本にっぽんは2種目しゅもくめの跳馬ちょうばに臨のぞみ、平岩ひらいわ優奈ゆうな選手せんしゅ、杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅ、村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅの3人にんが演技えんぎし、3人にんともに大おおきなミスはありませんでした。

日本にっぽんの2種目しゅもくを終おえた時点じてんの合計ごうけい点てんは82.415となっています。

2種目しゅもくめを終おえて1位いはロシアオリンピック委員いいん会かいで88.498、日本にっぽんは5位いです。

3種目しゅもくめ段違だんちがい平行棒へいこうぼう

午後ごご9時じ20分ふんごろ、日本にっぽんは3種目しゅもくめの段違だんちがい平行棒へいこうぼうに臨のぞみました。杉原すぎはら愛子あいこ選手せんしゅ、村上むらかみ茉愛あい選手せんしゅ、畠田はただ瞳ひとみ選手せんしゅの3人にんが演技えんぎし、エースの村上むらかみ選手せんしゅが片手かたてでバーをつかみ損そこねるミスをしました。

3種目しゅもくを終おえた時点じてんの合計ごうけい点てんは122.548となっています。

3種目しゅもくめを終おえて1位いはロシアオリンピック委員いいん会かいで128.030。

日本にっぽんは4位いで3位いのイタリアとの差さは1.982です。