医療いりょう危機きき 危険きけん状態じょうたい患者かんじゃ受け入うけいさきつからず 自宅じたく処置しょち

Easy Japanese news
Aug 23, 2021 19:08 0
Furigana
新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだい医療いりょう体制たいせい危機ききてき状況じょうきょうなるなか先週せんしゅうから今週こんしゅうにかけて、患者かんじゃ危険きけん状態じょうたいでも受け入うけいさきつからず、自宅じたく処置しょちせざるをえない事態じたい相次あいついでいます。

東京とうきょう 大田おおたの「ひなた在宅ざいたくクリニック山王さんのう」は、保健所ほけんじょ依頼いらいけて、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした「中等ちゅうとうしょう2」の患者かんじゃ中心ちゅうしん往診おうしんおこなっています。

中等ちゅうとうしょう2」は血液けつえきちゅう酸素さんそが93%以下いか自力じりきでの呼吸こきゅうむずかしく酸素さんそ投与とうよ必要ひつようで、入院にゅういんはもちろん高度こうど医療いりょうおこなえる施設しせつへの転院てんいん検討けんとうするとされている状態じょうたいですが、23にち時点じてんおよそ30にん中等ちゅうとうしょう2の患者かんじゃ在宅ざいたくているということです。

このクリニックでは先週せんしゅうから今週こんしゅうにかけて患者かんじゃ危険きけん状態じょうたいでも受け入うけいさきつからず、自宅じたく処置しょちせざるをえない事態じたい相次あいついでいます。

先週せんしゅうの19にち感染かんせんして自宅じたく療養りょうようつづけていた50だい男性だんせいなんらかの原因げんいんおもアレルギー反応はんのうのアナフィラキシーショックこしましたが、救急きゅうきゅうたいが3時間じかんかけて50か所かしょ病院びょういんをあたっても搬送はんそうさきつかりませんでした。

22にち基礎きそ疾患しっかんのない30だい男性だんせいが、酸素さんそ吸入きゅうにゅうおこなっても血液けつえきちゅう酸素さんそが80%だいにとどまりました。

救急きゅうきゅうたいが60か所かしょ以上いじょう病院びょういんをあたりましたがつからず、ようやく23にちになって保健所ほけんじょ調整ちょうせい入院にゅういんできたということです。

「ひなた在宅ざいたくクリニック山王さんのう」の田代たしろ和馬かずま院長いんちょうは「ここすうにち深刻しんこく症状しょうじょう患者かんじゃ急激きゅうげきえていて、感染かんせん拡大かくだいまえであればただちに病院びょういん搬送はんそうしていた患者かんじゃ入院にゅういんできなくなっています。在宅ざいたくでは十分じゅうぶん治療ちりょうができず、わたし自身じしんくやしさと戸惑とまどかんじています。われわれの熱意ねついだけではもうどうにもならなくなってきています。なんとかしてこの感染かんせん拡大かくだいめなければならないし、積極せっきょくてき施策しさくもとめたい」とはなしていました。

“アナフィラキシーショックでも 搬送はんそうさきつからず

1にんらし自宅じたく療養りょうようをしている50だい男性だんせいは、おもアレルギー反応はんのうのアナフィラキシーショックをこしましたが、搬送はんそうさきつからず、いま自宅じたく療養りょうよう余儀よぎなくされています。

今月こんげつ16にち感染かんせん確認かくにんされた男性だんせいは、19にち息苦いきぐるしさをかんじるとして自分じぶんで119ばん通報つうほうしました。

救急きゅうきゅうたいけつけたとき血液けつえきちゅう酸素さんそは80%までがっていたということです。

救急きゅうきゅうたい酸素さんそ投与とうよしながら受け入うけいさきさがしましたが、つからなかったことから、保健所ほけんじょ依頼いらい医師いし往診おうしんしました。

医師いしによりますと、男性だんせい背中せなかあしなどにじんましんがられ、血圧けつあつ低下ていかしていたということで、なんらかの原因げんいんでアレルギーのおも症状しょうじょう、アナフィラキシーショックこしていた可能かのうせいたかということです。

救急きゅうきゅうたいは3時間じかんにわたって50か所かしょ病院びょういんにあたりつづけましたが、受け入うけいさきつかりませんでした。

医師いしがアレルギー反応はんのうおさえるくすり投与とうよして、男性だんせい症状しょうじょうすこ落ち着おちつきましたが、本来ほんらいであれば高度こうど医療いりょうけられる病院びょういん入院にゅういんするのがのぞましい状況じょうきょうだということです。

男性だんせいは23にち時点じてんでも入院にゅういんさきまっておらず、酸素さんそ濃縮のうしゅく装置そうち2だい酸素さんそ吸入きゅうにゅうしながら自宅じたく療養りょうようつづけていますが、血液けつえきちゅう酸素さんそは92%にとどまっているということです。

血液けつえきちゅう酸素さんそが90%っていても

血液けつえきちゅう酸素さんそが90%をっていても搬送はんそうさきつからないケースもありました。

30だいの1にんらし男性だんせい今月こんげつ11にち新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんがわかり、自宅じたく療養りょうようつづけていましたが、22にち午後ごご息苦いきぐるしさをかんじて119ばん通報つうほうしました。

救急きゅうきゅうたいけつけたときには血液けつえきちゅう酸素さんそが90%をっていたということで、搬送はんそうさきさがしましたがつからず、午後ごご6ごろに保健所ほけんじょ要請ようせいでクリニックの医師いしけつけました。

医師いしによりますと、救急きゅうきゅうたいは60か所かしょ以上いじょう病院びょういんにあたったはなしていたということです。

医師いし酸素さんそ濃縮のうしゅく装置そうち最大さいだいりょう酸素さんそ投与とうよしましたが、男性だんせい酸素さんそは83%と非常ひじょうひく状態じょうたいでした。

男性だんせい基礎きそ疾患しっかんはないということです。

その後そのご保健所ほけんじょ調整ちょうせい入院にゅういんさきまり、保健所ほけんじょ男性だんせい連絡れんらくしましたが、電話でんわなかったことから、23にち午前ごぜん0時半じはんごろ医師いしふたた男性だんせい部屋へやおとずれました。

インターフォンを10かい以上いじょうらして、ようやく男性だんせいはオートロックをけたということです。

医師いしに対にたいして男性だんせいは「ていたのかもしれない」とはなしたということですが、血液けつえきちゅう酸素さんそは82%だったことから意識いしきがもうろうとしていた可能かのうせいもあるとみています。

男性だんせいは23にち未明みめい高度こうど医療いりょうけられる病院びょういん搬送はんそうされたということです。

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日本報紙
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