일본어 뉴스: 千島海溝と日本海溝 M7クラスの地震で巨大地震注意呼びかけへ

千島ちしま海溝かいこうと日本にっぽん海溝かいこう M7クラスの地震じしんで巨大きょだい地震じしん注意ちゅうい呼よびかけへ

Aug 23, 2021 18:08 0

Furigana

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいクラスの巨大きょだい地震じしんと津波つなみが切迫せっぱくしているとされる北海道ほっかいどうから岩手いわて県けんにかけての沖合おきあい「千島ちしま海溝かいこう」と「日本にっぽん海溝かいこう」について、国くには最大さいだい規模きぼよりも小ちいさいマグニチュード7クラスの地震じしんが起おきた場合ばあい、巨大きょだい地震じしんへの注意ちゅういを呼よびかける方向ほうこうで検討けんとうを進すすめることになりました。

千島ちしま列島れっとうから北海道ほっかいどうの沖合おきあいにかけての「千島ちしま海溝かいこう」沿ぞいと「日本にっぽん海溝かいこう」のうち北海道ほっかいどうの南みなみの沖合おきあいから岩手いわて県けんの沖合おきあいにかけては、最悪さいあくの場合ばあい、マグニチュード9クラスの巨大きょだい地震じしんが起おきて20メートル以上いじょうの津波つなみが押し寄おしよせると想定そうていされています。

これについて国くには、巨大きょだい地震じしんが発生はっせいする可能かのう性せいがふだんより高たかまったと判断はんだんされる場合ばあい、何なんらかの呼よびかけができないか検討けんとうするため、23日にち、地震じしん学がくなどの専門せんもん家かによる検討けんとう委員いいん会かいの初はじめての会合かいごうを開ひらきました。

会合かいごうでは南海なんかいトラフですでに運用うんようされている「臨時りんじ情報じょうほう」を参考さんこうに議論ぎろんが行おこなわれました。

「南海なんかいトラフ地震じしん臨時りんじ情報じょうほう」には、震源しんげん域いきの半分はんぶんがずれ動うごくマグニチュード8クラスの地震じしんが発生はっせいした時ときに出だされる「巨大きょだい地震じしん警戒けいかい」と、震源しんげん域いきの一部いちぶでマグニチュード7クラスの地震じしんが発生はっせいした時ときや、ふだんと異ことなる地殻ちかく変動へんどうが検出けんしゅつされた場合ばあいに発表はっぴょうされる「巨大きょだい地震じしん注意ちゅうい」があります。

「巨大きょだい地震じしん警戒けいかい」は地震じしん発生はっせい後ごでは津波つなみからの避難ひなんが間に合まにあわない地域ちいきに1週間しゅうかん程度ていどの事前じぜん避難ひなんを求もとめていますが、会合かいごうでは千島ちしま海溝かいこうなどでは過去かこの巨大きょだい地震じしんの起おき方かたが詳くわしくわかっておらず、地殻ちかく変動へんどうの観測かんそくも十分じゅうぶんでないため、マグニチュード7クラスの地震じしんが発生はっせいしたときに注意ちゅういを呼よびかける方針ほうしんで合意ごういしたということです。

より詳細しょうさいな地震じしんの規模きぼや対象たいしょうとする地域ちいきについて年内ねんないをめどに取とりまとめる方針ほうしんで、具体ぐたい的てきな防災ぼうさい対応たいおうについてはその後そのご、検討けんとうされるということです。

検討けんとう委員いいん会かいの座長ざちょうをつとめる名古屋なごや大学だいがく大学院だいがくいんの山岡やまおか耕こう春はる教授きょうじゅは「ある規模きぼの地震じしんが起おきたときに、より大だい規模きぼな地震じしんが引き起ひきおこされることもあり、巨大きょだい地震じしんが想定そうていされている地域ちいきでの注意ちゅういの呼よびかけは防災ぼうさい上じょう、合理ごうり的てきで意味いみがある。ただ、地震じしん規模きぼの基準きじゅんやどのような表現ひょうげんにするかは今後こんご、議論ぎろんが必要ひつようだ」と話はなしています。