去年の
兵庫県知事選挙の
期間中、
政治団体代表の
立花孝志氏に対し、
真偽不明の
文書や、
非公開の
百条委員会の
音声が
提供されたことについて、
日本維新の
会の
県議会議員3
人が23
日午後、
記者会見を
開き、
いずれも
情報提供に
関わったことを
認めて
謝罪しました。
このうち1
人は
党に
離党届を
提出したことを
明らかにしました。
日本維新の会の兵庫県議会議員、岸口実 氏と増山誠 氏は、去年の知事選挙の期間中、真偽不明の文書や、斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書を調査する百条委員会の非公開の音声を、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志 党首へ提供したとして、先週、百条委員会の委員を辞任しました。
岸口氏が同席した場で提供された文書は、先月亡くなった元議員らが知事の失職をねらった黒幕だといった内容が記載され、増山氏が提供した音声は、選挙への影響を考慮して非公開で行われた、委員会の証人尋問でした。
これについて、岸口氏と増山氏、それに文書などについて電話で立花氏とやり取りした白井孝明県議会議員の3人が、午後1時から神戸市内で記者会見を開き、3人はいずれも情報提供に関わったことを認めて謝罪しました。
岸口氏は、文書提供の場に同席したことについて「文書の中身は噂レベルでは聞いたものがあったが、事実かどうかは分からなかった。百条委員会の審議が混乱したのは間違いない」と述べました。
増山氏は、立花氏に連絡を取り、音声データとともに備忘録のような文書を渡したと認め、重要な証言などを県民に知らせたかったとした上で「立花氏は発信力がある人なので、県民が知ることができると思った」と述べました。そして、日本維新の会に離党届を提出したことを明らかにしました。
夜には日本維新の会の幹部らが会見を行い、調査結果を公表することにしています。