イスラエルと
隣国レバノンの
イスラム教シーア
派組織ヒズボラとの
間で
成立した
停戦合意では、26
日までにイスラエル
軍とヒズボラ
双方がレバノン
南部から
撤退することになっています。
一方で、イスラエル
政府は
部隊の
撤退は
完了しないと
発表していて、ヒズボラが
反発するなか、
停戦が
継続されるのかが、
焦点です。
去年11月に発効したイスラエルとヒズボラの間の停戦合意では、60日以内にレバノンの正規軍が停戦監視にあたるためレバノン南部に展開し、これに応じて地上侵攻していたイスラエル軍とヒズボラの双方がこの地域から撤退することになっています。
ただ、撤退期限となる26日を前にイスラエルの首相府は、24日、「レバノン政府側が合意の内容を完全に実行していないため、期限後も軍の撤退プロセスが継続する」と発表し、期限内の部隊の撤退は完了しないとの見通しを示しました。
一方、ヒズボラ側は「明確な合意違反だ」と反発し、イスラエル軍が駐留を続けるのであればあらゆる手段で対抗すると警告しました。
イスラエルのメディアなどは、イスラエル政府は停戦の仲介にあたってきたアメリカ政府に対し少なくとも30日間の撤退期限の延長を求めたと伝えていて、アメリカ政府も停戦延長の必要性を示しています。
ただ、今回の停戦合意はバイデン前政権下で合意されたものだけに、トランプ政権の判断が注目されていて、今後も停戦が継続されるのかが焦点です。