滋賀県にある
陸上自衛隊の
演習場で、3
日訓練で
発射した
砲弾の
うち、1
発の
落下場所が
確認できていないことが
複数の
関係者への
取材で
分かりました。
陸上自衛隊は
演習場の
外に
飛んだ
可能性もあるとみて
関係自治体に
説明するとともに、
砲弾の
捜索を
行っています。
複数の関係者によりますと3日午後、滋賀県高島市にある陸上自衛隊の饗庭野演習場で、訓練中に発射した砲弾のうち1発が目標地点に飛ばず、落下場所が確認できていないということです。
砲弾は、射程が20キロ以上ある「155ミリりゅう弾」で、演習場の西側に向けて発射したところ、場外に飛んで周辺の山林に落下した可能性もあるということです。
これまでのところ、けが人など被害に関する情報は入っていないということですが、陸上自衛隊はこの演習場での射撃訓練を見合わせ、関係自治体に説明するとともに砲弾の捜索を行っています。
饗庭野演習場は、高島市役所から北西に5キロ余り離れた広さおよそ2400ヘクタールの演習場で、2018年と2021年には迫撃砲の射撃訓練中に砲弾が演習場の外に落下する事故が起きています。