일본어 뉴스: 「棋聖」防衛の藤井二冠「結果に満足せず初心に戻り前向く」

「棋聖きせい」防衛ぼうえいの藤井ふじい二に冠かん「結果けっかに満足まんぞくせず初心しょしんに戻もどり前まえ向むく」

Jul 4, 2021 11:07

Furigana

3日にちに将棋しょうぎの八はち大だいタイトルの1つ「棋聖きせい戦せん」を制せいし、史上しじょう最年少さいねんしょうでのタイトル防衛ぼうえいと九きゅう段だん昇段しょうだんを達成たっせいした藤井ふじい聡さとし太たい二に冠かんが、一夜いちや明あけて記者きしゃ会見かいけんに臨のぞみ、「結果けっかに満足まんぞくすることなく、初心しょしんに戻もどって前まえを向むいていきたい」などと今いまの心境しんきょうを語かたりました。

藤井ふじい聡さとし太たい二に冠かん（18）は、去年きょねん、八大やひろタイトルのうち「棋聖きせい」と「王位おうい」を立て続たてつづけに獲得かくとくして史上しじょう最年少さいねんしょうで「二に冠かん」を達成たっせいしました。

自身じしん初はつとなるタイトル防衛ぼうえいをかけた「棋聖きせい戦せん」の五ご番ばん勝負しょうぶで、現役げんえき最強さいきょうと言いわれる渡辺わたなべ明あきら三さん冠かん（37）に連勝れんしょうし、3日にち静岡しずおか県けん沼津ぬまづ市しで行おこなわれた第だい3局きょくでも最終さいしゅう盤ばんの熱戦ねっせんを制せいしました。

これによってタイトル防衛ぼうえいを果はたすとともに、「タイトル3期き獲得かくとく」の条件じょうけんを満みたして、将棋しょうぎの段位だんいで最さい上位じょういの「九きゅう段だん」昇段しょうだんをいずれも史上しじょう最年少さいねんしょうで決きめました。

対局たいきょく後ごは、ふだんどおりの睡眠すいみんが取とれたという藤井ふじい二に冠かんは一夜いちや明あけた4日にち午前ごぜん、記者きしゃ会見かいけんに臨のぞみ、「去年きょねんはタイトル戦せん自体じたい初はじめての経験けいけんでなかなか実感じっかんがわかないところがあったんですけど、今回こんかいは防衛ぼうえい戦せんということで、タイトルの重おもみを感かんじながらの戦たたかいでもあったので、その中なかで結果けっかを出だせたことは大おおきなことだったと感かんじています」と今いまの心境しんきょうを語かたりました。

また、対局たいきょくのあと、師匠ししょうの杉本すぎもと昌隆まさたか八はち段だんから祝福しゅくふくのメールが届とどいたことを語かたったほか、師匠ししょうの段位だんいを越こえたことについて尋たずねられると「師匠ししょう以上いじょうの活躍かつやくをすることも恩返おんがえしとも言いわれるので、そういう意味いみでは、いい報告ほうこくになったのかなと思おもいます」と笑顔えがおで話はなしていました。

会見かいけんの写真しゃしん撮影さつえいでは、「初心しょしん」と記しるした色紙いろがみを胸むねに掲かかげ、そのことばに込こめた意味いみについて「今回こんかいは防衛ぼうえいできましたが、結果けっかに満足まんぞくすることなく、初心しょしんに戻もどって前まえを向むいていきたいという気持きもちを込こめました」と思おもいを語かたっていました。

この夏なつは、タイトル防衛ぼうえいをかけた「王位おうい戦せん」七なな番ばん勝負しょうぶと、挑戦ちょうせん者しゃとして臨のぞむ「叡あきら王おう戦せん」五ご番ばん勝負しょうぶで豊島としま将之まさゆき二に冠かんとの対戦たいせんが続つづきます。

この“十じゅう二に番ばん勝負しょうぶ”については、「最大さいだい12局きょくを対戦たいせんできる機会きかいをいただけたことは自分じぶんにとってもすごくいい機会きかいをもらえたと思おもっています。その中なかで新あらたな発見はっけんや手応てごたえが得えられればと思おもいます」と意気込いきごんでいました。