生い立ちや経歴については語ることもあるものの、事件については「身に覚えがない」などと話しているということです。
これまでの捜査で、容疑者は平成20年ごろから自宅で1人で暮らしていて、ここ数年は働いていた形跡はなく、離れて暮らす家族の援助を受けて生活していたとみられています。
また、近所づきあいはなく、自宅で過ごす時間が多かったとみられますが、携帯電話やパソコンを持っていなかったほか、テレビも壊れていたということです。
警察は、容疑者の自宅から押収した資料を分析しているものの、これまでのところ、動機につながるものは見つかっておらず、引き続き、被害者との接点など事件のいきさつを捜査しています。
また、アメリカ東部ペンシルベニア州のテンプル大学で修士号を取得していて、都内にあるこの大学のキャンパスとも関わりがありました。 このキャンパスの理事の金子みどりさんは、長年ビショップさんとつきあいがあったということで、ビショップさんについて「つねに明るく穏やかで、すごくユーモアのセンスがある方でした。いつも日本のことを考えていて、日本とアメリカの橋渡しになっていました」と話していました。 金子さんがビショップさんと最後に会ったのは、新型コロナの感染が拡大する前ですが、それまでトラブルの話などは聞いたことがなかったということです。 そのうえで、金子さんは「事件が起きたことが信じがたく、悲しいというより衝撃でした。本当に日本のことを大切に思って、いろいろな活動をされていたので、今はそのことに対して感謝の気持ちです」と話していました。
ビショップさんの知人「日本とアメリカの橋渡し役だった」