Q.供与される戦車の特徴は?

ヨーロッパやカナダなど約15か国が合わせて2000両使用しているので、一定の数量の供与が可能だ。
汎用性もあるので、兵士の訓練やメンテナンスがやりやすいという利点もある。
今回、アメリカも自国製戦車の「エイブラムス」の供与を発表しているが、「エイブラムス」に比べて燃料補給やメンテナンスが簡単で扱いやすいという特徴もある。
こう着状態が続くと、犠牲の拡大が続いていくことになるので、欧米諸国としてもこのまま戦争が長期化するのではなく、早く決着させるために、より一層攻撃的な兵器を供与する必要に迫られたのではないか。 ただ、ウクライナは300両を入手できないと戦況を大きく変えることにはならないと主張している。 アメリカ、イギリス、ドイツなどが表明している数は、まだ300両には達していないので、ドイツ製の戦車を保有しているほかの欧州諸国も含めて、どの程度の数をウクライナに供与するかが大きな焦点になる。
さらに兵士の訓練なども行わないといけないので、実際に戦場で使用できるまでには数か月程度かかるのではないかとみられる。 ロシア軍は春にも大規模な攻勢を仕掛けてくるのではないかと予想されているが、このタイミングに間に合うのかどうかも今後の注目点だ。
ウクライナ側が供与された戦車を東部で使用するとロシア軍の攻撃が激しくて損耗していく可能性がある。 このためウクライナ側は、比較的ロシア軍の攻撃が手薄な南部などで戦車を使った奪還の動きを見せてくるのではないかと現時点では予想している。
当面は、核をすぐに使用するということではなくて、通常戦力を用いて戦況を大きく立て直していく、そして東部2州の完全制圧、これを実現しようとしているのではないか。 大規模攻勢をかけてもロシアが戦況を立て直すことができず、南部のドンバス地方やクリミア半島も含めてウクライナ側の奪還の動きが強まったときには、核使用の可能性は相対的に高まる可能性はあると思うが、現時点ですぐにロシアが核を使用するという兆候は見られないと思う。
Q.なぜ戦車の供与に踏み切ったのか?
Q.ウクライナ軍はいつ戦車を使える?
Q.戦車の供与が戦況に与える影響は?
Q.ロシアの対応は?
Q.ロシアによる核兵器使用の可能性は?