日本新聞: 蛭子能収さんが体験語る認知症の理解深めるイベント世田谷区

蛭子えびす能収よしかずさんが体験たいけん語かたる認知にんち症しょうの理解りかい深ふかめるイベント世田谷せたがや区く

Feb 12, 2023 17:02

Furigana

認知にんち症しょうへの理解りかいを深ふかめてもらおうというイベントが東京とうきょう世田谷せたがや区くで開ひらかれ、認知にんち症しょうを公表こうひょうした漫画まんが家かの蛭子えびす能収よしかずさんが「仕事しごとを続つづけているのが自分じぶんらしさだ」とみずからの体験たいけんを語かたりました。

この催もよおしは、世田谷せたがや区くが認知にんち症しょうに対にたいして深ふかい関心かんしんを持もてる地域ちいきの実現じつげんを目指めざそうと開ひらきました。

このうちトークショーには、3年ねん前まえに認知にんち症しょうを公表こうひょうした漫画まんが家かの蛭子えびす能収よしかずさんが登壇とうだんしました。

蛭子えびすさんは直近ちょっきんのことを覚おぼえられないといった症状しょうじょうがあるものの、家族かぞくの支ささえを受うけて仕事しごとを続つづけています。

生いきがいについて聞きかれると「何なにか得意とくいなことを見みつけることが大切たいせつです。私わたしは認知にんち症しょうになってもイラストの仕事しごともテレビの仕事しごとも受うけているのが自分じぶんらしさで、ずっと生いきてやるぞ、という思おもいでいます」と話はなしました。

このほか、区内くないで行おこなわれている認知にんち症しょうについての地域ちいきの活動かつどうが紹介しょうかいされ、人ひととの接触せっしょくが少すくなくなりがちな認知にんち症しょうの当事者とうじしゃがほかの人ひとたちとの交流こうりゅうができるようカフェで行おこなった「認知にんち症しょうカフェ」のようすをスライドを使つかって説明せつめいしていました。

イベントに参加さんかした40代だいの女性じょせいは「蛭子えびすさんの話はなしを聞きいて認知にんち症しょうになっても共ともに楽たのしく生いきていくことが大切たいせつだと感かんじました。誰だれかが認知にんち症しょうになっても前向まえむきに生いきられるように周まわりがサポートしていければと思おもいました」と話はなしていました。