北朝鮮に
拉致され、21
年前に
帰国を
果たした
曽我ひとみさん。
岸田総理大臣との面会のあと報道陣の取材に応じ、肉親が健在なうちにすべての被害者の帰国が実現するよう政府の取り組みを求めたことを明かしました。
曽我さんは「半世紀近い時間がただただ過ぎていき、横田滋さんをはじめ、本当に多くの親世代が亡くなっていることに、心が痛みます。私がふだん行っている署名活動や講演活動だけではまだまだ足りないような気がして、何とか岸田総理に1日も早い解決のためにお願いをしたいと思って来ました」と話しました。
その上で「これからでも遅くはないので、1日でも早く拉致被害者全員が元気で、ご家族のもとに帰ってくることができることを心から願っております」と話していました。
拉致問題は、最初の事件の発生から46年が経過していて、拉致被害者の家族会は、家族の高齢化を踏まえ「親世代が存命のうちに全員の帰国が実現するなら、政府が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」とメッセージを発信し、早期解決に向けた政府の取り組みとキム・ジョンウン(金正恩)総書記の決断を求めています。
面会は佐渡市側からの呼びかけで
5
年ぶりと
なる今回の
面会は、
曽我ひとみ
さんや
同席する
地元・
新潟県佐渡市側からの
呼びかけを
受けて
実現しました。
北朝鮮による拉致問題は、解決の糸口が見いだせない状況が続く中、被害者や家族の高齢化が進んでいます。
岸田総理大臣は、ことし5月、問題をひとときもゆるがせにできないとして、日朝首脳会談の実現に向けて、みずからが直轄するハイレベル協議の開始を目指す方針を明らかにし、すべての拉致被害者の1日も早い帰国に全力を挙げる考えを強調しました。
曽我さんや佐渡市としては、このタイミングで改めて直接要望を伝えることで、政府に対応の加速を促したい考えです。
一方、面会に応じた政府としても、問題解決への機運を高めていきたいねらいがあるとみられます。
前回の面会は2018年 米朝首脳会談直後
前回、
曽我ひとみ
さんが
総理大臣と
面会したのは、
安倍政権のときの2018
年7
月です。
この前の月の6月には、史上初めての米朝首脳会談がシンガポールで行われ、当時のアメリカのトランプ大統領が、北朝鮮側に拉致問題解決の必要性を提起し、日本国内では事態打開への期待も見られました。
そうした中の面会で曽我さんは、北朝鮮に残された拉致被害者のことを考えると毎日、胸が痛む思いだとした上で「これまで以上に私たち拉致被害者の家族に力を貸してほしい」と訴えました。
これに対し、当時の安倍総理大臣は「両国が相互不信の殻を破り、新たな外交をスタートさせなければ、この問題は解決しない」と述べ、日朝首脳会談の実現に意欲を示していました。
しかし、その後、米朝両国の交渉は行き詰まり、日朝首脳会談も行われていません。
WHO アセトアミノフェンと自閉症因果関係の結論づけ相当注意
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N1
资源: NHK
31
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N2
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4
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