昨年度は
およそ51
万人が
出願した
大学入学共通テストでは、
受験生の
志願票を
高校がとりまとめて
センターに
郵送する
など、
書類で
やり取りする
手続きがとられています。
こうした手続きを効率化しようと、大学入試センターは2025年度に実施する大学入学共通テストから、オンラインでの出願を原則とする方針を固めました。
導入することで、高校の教員による確認や修正の負担軽減が見込まれるほか、受験生も名前などの登録や修正を随時行うことができるようになるということです。
将来的にはマイナンバーカードとの連携も視野に入れてシステムの構築などを進める方針だということです。
一方、オンラインでの出願に関するシステムを担う富士通の子会社は、マイナンバーカードを使ってコンビニで証明書を交付するシステムの運用で、別人の証明書が発行される不具合が相次いでいます。
大学入試センターの担当者は「導入にあたっては、受験生の利便性や個人情報などのセキュリティ面が保障されるよう十分留意したい」としています。
オンラインでの出願の方針について、大学入試センターは、来年6月ごろをめどに高校などに周知するとしています。