Actualités japonaises: 「まん延防止等重点措置」適用追加の地域では

「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」適用てきよう追加ついかの地域ちいきでは

May 9, 2021 16:05

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいしていることを受うけて、政府せいふは、首都しゅと圏けん3県けんなどに適用てきようされている「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」について、北海道ほっかいどう、岐阜ぎふ県けん、三重みえ県けんを9日にちから追加ついかすることを決きめました。

各地かくちでは理解りかいを示しめす声こえが聞きかれた一方いっぽうで、対応たいおうに追おわれました。

9日にちから札幌さっぽろ市しにまん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちの適用てきようが始はじまったことについて、市内しないでは適用てきように理解りかいを示しめす声こえが多おおく聞きかれました。

このうち、札幌さっぽろ市しに住すむ50代だいの女性じょせいは「これだけ感染かんせんが拡大かくだいしているので、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちの適用てきようはしかたないと思おもう。感染かんせんを抑え込おさえこんで、少しょう人数にんずうの会食かいしょくができるような世の中よのなかになってほしい」と話はなしました。

また、仕事しごとのため、室蘭むろらん市しから訪おとずれたという30代だいの男性だんせいは「行政ぎょうせいが要請ようせいするかどうかという前まえに、個人こじんがきちんと対策たいさくを取とることが重要じゅうようだと思おもう」と話はなしました。

北海道ほっかいどうが、札幌さっぽろ市内しないの飲食いんしょく店てんなどで、終日しゅうじつ、酒類しゅるいを提供ていきょうしないことや、営業えいぎょう時間じかんを引き続ひきつづき午後ごご8時じまでに短縮たんしゅくするよう要請ようせいすることについては「飲食いんしょく店てんについては感染かんせん防止ぼうし策さくを取とれば、午後ごご8時じ以降いこう、営業えいぎょうしてもよいと思おもうが、お酒さけの提供ていきょうをしないのは、お酒さけを飲のむと気きが緩ゆるくなるので一定いっていの効果こうかがあると思おもう」と理解りかいを示しめしていました。

その一方いっぽうで、札幌さっぽろ市しの70代だいの男性だんせいは「しかたないとは分わかっていても、対策たいさく疲づかれを感かんじる部分ぶぶんはある。酒さけを提供ていきょうしないことが正解せいかいなのかも分わからない」と戸惑とまどいを口くちにしていました。

岐阜ぎふ県けんでは9日にちから「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が適用てきようされ、対象たいしょう地域ちいきの岐阜ぎふ市しの飲食いんしょく店てんでは要請ようせいに従にしたがって酒さけを片かたづけるなど対応たいおうに追おわれていました。

「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」の適用てきようで、岐阜ぎふ県けんは重点じゅうてん措置そちの対象たいしょうとなる岐阜ぎふ市しや大垣おおがき市し、多治見たじみ市しなど16の市しと町まちの飲食いんしょく店てんに営業えいぎょう時間じかんを午後ごご8時じまでに短縮たんしゅくすることや、酒類しゅるいの提供ていきょうを終日しゅうじつ、行おこなわないよう要請ようせいしています。

岐阜ぎふ市しの繁華はんか街がい、柳ケ瀬やながせ商店しょうてん街がいの天てんぷら料理りょうり店てんでは、店内てんないにあるビールのたるや日本にっぽん酒しゅのビンを倉庫そうこに片かたづけたり、酒類しゅるいのメニューに「中止ちゅうし」の紙かみを貼はったりするなど対応たいおうに追おわれていました。

この店みせでは、先月せんげつ下旬げじゅんから夜間やかんの営業えいぎょうを取とりやめていて、売り上うりあげはふだんの半分はんぶん程度ていどに落ち込おちこんでいるということです。

天てんぷら料理りょうり店てんの田中たなか信しん志こころざしさんは「酒さけを出だせなくなるのは店みせの経営けいえいにとって痛いたいですが、感染かんせんが拡大かくだいしているのでしかたがないと思おもいます。はやく収おさまって普通ふつうに営業えいぎょうできるようになってほしい」と話はなしていました。

三重みえ県けんは9日にちから「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が適用てきようされ、伊勢いせ神宮じんぐう周辺しゅうへんでは感染かんせん拡大かくだいの不安ふあんや早期そうきの収束しゅうそくを願ねがう声こえなどが聞きかれました。

三重みえ県けんは、9日にちから「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が適用てきようされ、重点じゅうてん措置そちの対象たいしょう地域ちいきとなっている12の市しと町まちの飲食いんしょく店てんに終日しゅうじつ、酒類しゅるいの提供ていきょうを行おこなわないよう要請ようせいしているほか、すべての県民けんみんに対にたいし、生活せいかつの維持いじに必要ひつような場合ばあいを除のぞき日び中ちゅうも含ふくめて外出がいしゅつや移動いどうを避さけるよう要請ようせいしています。

対象たいしょう地域ちいきに含ふくまれていない伊勢いせ市しの伊勢いせ神宮じんぐうの内宮ないくう周辺しゅうへんでは、ふだんの土日どにちと比くらべると少すくないものの、多おおくの家族かぞく連づれなどが参拝さんぱいに訪おとずれていました。

内宮ないくう近ちかくの土産みやげ店てんで働はたらく40代だいの男性だんせいは「お客おきゃくさんに来きてもらえるのはありがたいですが、県内けんないでも感染かんせんが広ひろがっていて不安ふあんです。緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを全国ぜんこく一斉いっせいに出だして、人ひとの流ながれを止とめないといけないと思おもいます」と話はなしていました。