日本新聞: 新型コロナ感染急拡大 “自宅療養” 家庭内感染防ぐ対策に苦労

新型しんがたコロナ感染かんせん急きゅう拡大かくだい “自宅じたく療養りょうよう” 家庭かてい内ない感染かんせん防ふせぐ対策たいさくに苦労くろう

Feb 11, 2022 13:02

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん急きゅう拡大かくだいで、千葉ちば県内けんないの自宅じたく療養りょうよう者しゃは第だい5波はのピーク時じの3倍ばい近ちかくにあたるおよそ3万まん人にんにのぼっています。自宅じたく療養りょうようを行おこなった女性じょせいは、子こどもにうつさないように、使い捨つかいすての手袋てぶくろをしたうえで、さらに消毒しょうどくをして子こどもの世話せわをするなど、家庭かてい内ないで感染かんせんを広ひろげない対策たいさくに苦労くろうしたと話はなしています。

4歳さいの子こどもがいる40代だいの女性じょせいはー

千葉ちば市しに住すむ40代だいの女性じょせいは、先月せんげつ中旬ちゅうじゅん、感染かんせんが確認かくにんされ、軽症けいしょうだったことから、自宅じたくで療養りょうようしました。

女性じょせいは、夫おっとと子こども2人にんと暮くらしていて、当時とうじ、女性じょせい以外いがいの3人にんは陰性いんせいだったため、部屋へやを分わけて生活せいかつすることにしました。

しかし、4歳さいの次男じなんはまだ幼おさないため、女性じょせいは次男じなんと同おなじ部屋へやで生活せいかつをすることにしました。

このとき、次男じなんにうつさないように、常つねに不ふ織お布ぬののマスクを着用ちゃくようし、こまめな手洗てあらいを心こころがけるとともに、次男じなんに触ふれる際さいは使い捨つかいすてのゴム手袋てぶくろをして、その上うえからさらに消毒しょうどくをすることや、トイレや浴室よくしつは使つかうたびにアルコール消毒しょうどくを行おこなったということです。

家族かぞくに感染かんせんを広ひろげず療養りょうよう期間きかんを終おえることができたということですが、家庭かてい内ないで感染かんせんを広ひろげない対策たいさくに非常ひじょうに苦労くろうしたと振り返ふりかえります。

女性じょせいは「下したの子こが年少ねんしょうで、私わたしと一緒いっしょに過すごさないと生活せいかつが成り立なりたちませんでした。お風呂ふろは自分じぶんが最後さいごに入はいって、その後そのごはアルコール消毒しょうどくをしました。不安ふあんを持もったまま過すごしました」と話はなしていました。

最終さいしゅう的てきに家族かぞく全員ぜんいんが感染かんせんしたという女性じょせいはー

一方いっぽう、自宅じたく療養りょうよう中ちゅう、感染かんせん対策たいさくに気きをつけたものの、結局けっきょく、家族かぞく全員ぜんいんが感染かんせんしたという千葉ちば市しの別べつの女性じょせいは「熱ねつで頭あたまがもうろうとなり、気きをつけるべきところがおろそかになったかもしれない」として、家庭かてい内ないで誰だれかが感染かんせんしたことを想定そうていして日頃ひごろから話し合はなしあって準備じゅんびしておくべきだったと話はなしました。

千葉ちば市しに住すむ40代だいの女性じょせいは、先月せんげつ中旬ちゅうじゅん、のどの痛いたみや発熱はつねつがあり、医療いりょう機関きかんを受診じゅしんしたところ、新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが確認かくにんされました。