トイレで長い時間過ごす人は少なくありません。しかし、消化器の専門家によると、排便のために便座に座る時間は3〜5分程度が理想だそうです。アメリカの消化器専門医バレンタイン・ミリエン医師は、スマートフォンをトイレに持ち込む人ほど便座に座る時間が長くなり、痔になるリスクが高くなると指摘しています。また、メリッサ・ハーシュマン医師は、1回の排便時間は3分以内が望ましいと説明しています。一方で、消化器科の看護師レスリー・ウェイド氏は、5〜10分でも問題ない場合はあるものの、理想は5分以内だと話しています。5分ほど経っても便意がない場合は、無理をせず一度トイレを出て、便意を感じてから再び行くほうがよいそうです。無理にいきむと、痔になるだけでなく、肛門に傷ができたり、骨盤底筋が弱くなったりするおそれがあります。さらに、排便時の姿勢も重要です。足を少し高くする踏み台を使うと、より自然な姿勢になり、排便しやすくなると言われています。ミリエン医師によると、アジアやアフリカの一部では、低いトイレを使ってしゃがむ姿勢で排便する習慣があります。この姿勢は直腸への負担を減らし、重力の力も利用できるため、便が出やすくなるそうです。