類人猿るいじんえんの四足歩行しそくほこうと人間にんげんの二足歩行にそくほこうを比くらべると、時速じそく四よん{キロメートル}くらいの速度そくどで歩あるくと、二足歩行にそくほこうのほうがエネルギー効率こうりつがいい。しかも長ながく歩あるけば歩あるくほどエネルギーの節約率せつやくりつが高たかくなる。すなわち、初期しょきの人類じんるいは長ながい距離きょりをゆっくりした速度そくどで歩あるく必要性ひつようせいに迫せまられて、直立二足歩行ちょくりつにそくほこうを採用さいようしたと考かんがえられるのだ。これは初期しょきの人類じんるいが徐々じょじょに熱帯雨林ねったいうりんを出でようとしていたこととぴったり符合ふごうする。熱帯雨林ねったいうりんの外そとでは果実かじつが散在さんざいしていて、広ひろい範囲はんいを探さがし回まわる必要ひつようがある。これを可能かのうにする歩行様式ほこうようしきとして、二足にそくで歩あるくことが有利ゆうりになった可能性かのうせいがある。しかし、長距離ちょうきょりを歩あるくことになると群むれの全員ぜんいんがまとまって移動いどうするのは困難こんなんになる。子供こどもや身重みおもの女性じょせい、老人ろうじんなど速はやい速度そくどで長距離ちょうきょりを歩あるくことが難むずかしい仲間なかまがいる。そのため、体力たいりょくのある男おとこたちが少数しょうすうのグループを組くみ、広ひろく歩あるき回まわって食物しょくもつを集あつめ、それを女おんなや子供こどもたちのもとへ持もち帰かえって一緒いっしょに食たべたのではないかと思おもわれるのだ。これが食物共有仮説しょくもつきょうゆうかせつである。だが、サバンナへ出でたサルたちは二足にそくにならなかった。なぜ人間にんげんだけがなかったのか。それは、サバンナへ出でたパタスザルやアヌビスヒヒ、マントヒヒたちは{オス}が{メス}より格段かくだんに大おおきくなり、長ながい犬歯けんしを発達はったつさせて群むれの防御ぼうぎょをするようになったからである。しかも胃腸いちょうの強つよい彼かれらは人類じんるいほど広ひろい範囲はんいを歩あるき回まわって食物しょくもつを探さがす必要ひつようはなかった。一方いっぽう、人類じんるいの祖先そせんは男おとこが大おおきくなるところか、性差せいさが小ちいさく、犬歯けんしも縮小しゅくしょうして武器ぶきとしては使つかえなくなっている。これは人類じんるいの男おとこたちが捕食動物ほしょくどうぶつと戦たたかうよりも、その目めを避さけながら食物しょくもつを探さがし歩あるいていたことを物語ものがたっている。(朝倉あさくら敏夫としお編へん『火ひと食しょく』による)
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