日本に実在する「幽霊がいない家」の証明サービス
日本には、まるでホラー映画から出てきたような仕事があります。しかし、これは実際に存在する仕事です。
それは、以前人が亡くなった家を調査し、「幽霊がいない家」と証明するサービスです。このような家は「事故物件」と呼ばれています。
法律では、家の所有者や不動産会社は、その家で過去に人が亡くなったことがある場合、借りる人に知らせる必要があります。そのため、事故物件は価値が大きく下がり、借り手を見つけることが難しくなることがあります。
この問題に注目したのが、元不動産会社社員の児玉和俊さんです。彼は、この空いている市場を利用し、珍しい仕事を始めました。
仕事を依頼されると、児玉さんは毎回、一人でその家に22時から朝6時まで滞在します。そして、赤外線カメラ、電磁波を測定するEMF測定器、温度センサーなど、さまざまな機器を使って、異常な現象がないか調べます。
1回の調査費用は8万円です。もし異常が見つからなかった場合や、起きた現象を科学的に説明できる場合、彼は「幽霊なし」の証明書を発行します。
児玉さんによると、幽霊現象だと思われているものの約90%は、実際には科学的な原因があります。例えば、水道管の音、風、温度の変化、電気機器の影響などです。
特に注目されているのは、彼が証明書を発行したすべての家が、値下げすることなく、通常の価格で無事に貸し出されたことです。
児玉さんは、過去20年間で、日本には約8万〜10万件の事故物件が存在すると考えています。そして日本だけにあるかもしれない、「家に幽霊がいないことを証明する」という独特な市場が生まれています。