ミスター・ジェリー（ブルブルくん）

Name: ミスター・ジェリー（ブルブルくん）
Channel: サンリオ

Mr. Jelly

1150 視圖

彼は、町から遠く離れたとても静かな森の中に住んでいました。
彼の名前は、ミスタージェリー。
どうしてこんな所に住んでいるかというと、
とっても怖がりで、小さな音にも驚いてしまう性格だったからです。
ある朝、ミスタージェリーが散歩に出かけた時のことです。
突然、地面からミミズが、
おはよう！
と挨拶をしました。
人食い蛇だ！
彼は、心臓が飛び出るほど驚いて、木に飛び乗りました。
しばらくして落ち着いたミスタージェリーは、木を降りて散歩を続けました。
やがて彼は野原に出ました。
そして、野原をどんどん進んで行った時、
これはライオンだ！
きっとでっかい恐ろしいライオンが、僕を二つにかみ切ってしまうんだ。
あまりにびっくりした彼は、そのまま気を失ってしまいました。
ミスタージェリーが目を覚ますと、知らないおじさんの手の上でした。
実は、さっきの大きな音は、このおじさんのいびきだったのです。
なんてこった！
巨人が僕を食べる気だ。
ミスタージェリーはそう叫んで、また倒れそうになりました。
おやおや、君はかなりの怖がりだね。
昔の私と同じだ。
いいかい、びっくりした時は、十数えなさい。
そうしたら、実はそんなに怖くないことが分かるからね。
おじさんは、優しく教えてくれました。
その帰り道、
何！
彼はびっくりして跳ね上がりました。
大変だ！
ワニが茂みに隠れて、歯を噛み鳴らしているんだ。
ふと、その時、ミスタージェリーは、おじさんの言葉を思い出しました。
彼は深呼吸をして、一、二、三、四と十まで数えました。
そして、改めて足元を確認すると、
なんとさっきの音は、枝を踏んだ音だったのです。
それからのジェリーは、すっかり変わりました。
悲鳴を上げることも、震えることもなくなったのです。
でも時々、恐い時もあります。
そう、時々ね。

彼は、町から遠く離れたとても静かな森の中に住んでいました。

住ん

彼

遠く

森

中

静か

とても

町

離れ
彼の名前は、ミスタージェリー。

ミスタージェリー

彼

名前
どうしてこんな所に住んでいるかというと、

住ん

こんな

どうして

所
とっても怖がりで、小さな音にも驚いてしまう性格だったからです。

とっても

音

しまう

性格

小さな

怖がり
ある朝、ミスタージェリーが散歩に出かけた時のことです。

ミスタージェリー

散歩

時

朝
突然、地面からミミズが、

突然

地面

ミミズ
おはよう！

おはよう
と挨拶をしました。

挨拶
人食い蛇だ！

人

食い

蛇
彼は、心臓が飛び出るほど驚いて、木に飛び乗りました。

驚い

彼

木

心臓

飛び出る
しばらくして落ち着いたミスタージェリーは、木を降りて散歩を続けました。

落ち着い

しばらく

散歩

木

降り
やがて彼は野原に出ました。

彼

やがて

出

野原
そして、野原をどんどん進んで行った時、

行っ

どんどん

そして

時

進ん

野原
これはライオンだ！

ライオン
きっとでっかい恐ろしいライオンが、僕を二つにかみ切ってしまうんだ。

切っ

きっと

僕

恐ろしい

しまう

二つ

でっかい

ライオン
あまりにびっくりした彼は、そのまま気を失ってしまいました。

失っ

彼

気

びっくり

しまい

そのまま

あまりに
ミスタージェリーが目を覚ますと、知らないおじさんの手の上でした。

ミスタージェリー

上

覚ます

手

目
実は、さっきの大きな音は、このおじさんのいびきだったのです。

おじさん

音

さっき

実は

大きな
なんてこった！

なんてこった
巨人が僕を食べる気だ。

気

僕

食べる

巨人
ミスタージェリーはそう叫んで、また倒れそうになりました。

ミスタージェリー

倒れ
おやおや、君はかなりの怖がりだね。

君

かなり

怖がり
昔の私と同じだ。

昔

同じ

私
いいかい、びっくりした時は、十数えなさい。

なさい

びっくり

十

時

数え
そうしたら、実はそんなに怖くないことが分かるからね。

怖く

そんなに

実は

分かる

そうしたら
おじさんは、優しく教えてくれました。

おじさん

教え
その帰り道、

帰り道
何！

何
彼はびっくりして跳ね上がりました。

彼

びっくり

跳ね上がり
大変だ！

大変
ワニが茂みに隠れて、歯を噛み鳴らしているんだ。

噛み

歯

隠れ

茂み
ふと、その時、ミスタージェリーは、おじさんの言葉を思い出しました。

ミスタージェリー

時

言葉
彼は深呼吸をして、一、二、三、四と十まで数えました。

彼

四

十

一

三

二

数え

深呼吸
そして、改めて足元を確認すると、

確認

そして

改めて

足元
なんとさっきの音は、枝を踏んだ音だったのです。

なんと

枝

音

さっき
それからのジェリーは、すっかり変わりました。

すっかり

変わり

ジェリー
悲鳴を上げることも、震えることもなくなったのです。

なくなっ

震える

上げる

悲鳴
でも時々、恐い時もあります。

時

時々

恐い
そう、時々ね。

時々