食わず女房ラフ 1-3

Name: 食わず女房ラフ 1-3
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食わず女房
群馬県の民話
むかしむかし、あるところに、とてもけちな男が住んでいて、いつもこう言っていました。
ああ、
仕事は良くするが、ご飯んを食べない嫁さんが欲しいなあ
そんな人がいるはずないのですが、ある時、一人の女が男の家を訪ねて来て、
わたしはごはんを食べずに、仕事ばかりする女です。
どうか、嫁にしてくださいな
と、言うではありませんか。
それを聞いた男は大喜びで、女を嫁にしました。
男の嫁になった女は、とても良く働きます。
そしてご飯を、全く食べようとしません。
ご飯は食べないし、良く仕事をするし、本当にいい嫁じゃ
ところがある日、男は家の米俵が少なくなっているのに気がつきました。
おや？
おかしいな。
嫁はご飯んを食べないはずだし
とりあえず男は、嫁に聞いてみましたが、
いいえ。わたしは知りませんよ
と、言うのです。
あんまり変なので、次の朝、男は仕事に行くふりをして、家の天井に隠れて見張っていました。
すると嫁は倉から米を一俵かついで来て、どこからか持って来た大きなカマで一度にご飯を炊きあげました。
そして塩を一升用意すると、おにぎりを次々と作って山の様に積み上げたのです。

食わず女房

食う

女房
群馬県の民話

群馬

県

民話
むかしむかし、あるところに、とてもけちな男が住んでいて、いつもこう言っていました。

むかし

いつも

とても

言う

男

住む

ところ
ああ、
仕事は良くするが、ご飯んを食べない嫁さんが欲しいなあ

良い

仕事

食べる

欲しい

ご飯

嫁さん
そんな人がいるはずないのですが、ある時、一人の女が男の家を訪ねて来て、

そんな

訪ねる

時

人

来る

家

一

男

女
わたしはごはんを食べずに、仕事ばかりする女です。

女

ごはん

仕事

食べる

わたし

ばかり
どうか、嫁にしてくださいな

くださる

嫁
と、言うではありませんか。

言う
それを聞いた男は大喜びで、女を嫁にしました。

嫁

喜び

男

女

聞く

大
男の嫁になった女は、とても良く働きます。

嫁

とても

良い

男

女

働く
そしてご飯を、全く食べようとしません。

全く

そして

食べる

ご飯
ご飯は食べないし、良く仕事をするし、本当にいい嫁じゃ

嫁

良い

仕事

食べる

本当に

ご飯
ところがある日、男は家の米俵が少なくなっているのに気がつきました。

米

日

ところが

家

男

少ない

気がつく

俵
おや？
おかしいな。

おかしい
嫁はご飯んを食べないはずだし

嫁

食べる

ご飯
とりあえず男は、嫁に聞いてみましたが、

嫁

とりあえず

男

聞く
いいえ。わたしは知りませんよ

いいえ

知る

わたし
と、言うのです。

言う
あんまり変なので、次の朝、男は仕事に行くふりをして、家の天井に隠れて見張っていました。

変

あんまり

隠れる

天井

朝

家

行く

男

仕事

次

見張る
すると嫁は倉から米を一俵かついで来て、どこからか持って来た大きなカマで一度にご飯を炊きあげました。

あげる

米

すると

嫁

度

かつぐ

炊く

来る

一

大きな

持つ

ご飯

倉

俵
そして塩を一升用意すると、おにぎりを次々と作って山の様に積み上げたのです。

用意

様

そして

次々

塩

一

作る

山

積み上げる

升

おにぎり