あるところに とても なかの よい おじいさんと おばあさんが すんで いました。
あるところに とても なかの よい おじいさんと おばあさんが すんで いました。
たきぎを とりに いく おじいさんに、 おばあさんは、おむすびを 手わたします。
おなかが すいたら、たべて くださいよ・・・。
おぉ、なんとも うまそうじゃ・・・。 ありがとう!
おじいさんは、元気に 山へと でかけて いきました。
山に やって きた おじいさんは
ときが たつのも わすれて 木の えだを たくさん あつめました
あっというまに、おひるに なりました。
そろそろ、おなかが すいて きたのう・・・。
おじいさんは、みはらしの いい おかに こしかけて
おむすびのはいった つつみを だいじそうに ひろげます。
いただきます!
さぁ、たべようと、 大きい 口を ひらくと・・・、
つるっ!
手を すべらせて おむすびを おとして しまったのです。
おむすびは ころん ころん、 山の しゃめんを
どこまでも、どこまでも、 ころがって いきます。
まってくれっ!!
おじいさんは あわてて おむすびを おいかけますが、
ころころ ころがった おむすびは、
「すっとん!」
じめんに ぽっかり あいた あなに おちて しまいました。
あなの 中は、まっくらで、 のぞいても、なにも 見えません。
なんと、もったいないことじゃ・・・・
そのとき・・・・
おむすびを おとした あなの 中から、 ゆかいな うたが きこえて きました。
おじいさんは、たのしくなって
おもわず おどりだして しまいました。
♪ おむすび ころりん すっとん とん ♪
なんとも おもしろい うたじゃ!!
この うたを もっと ききたいのう・・・・。
おじいさんは、おむすびを もう 一つ あなへ おとしました。
すると、あなから、また ゆかいな うたが きこえて きました。
ゆかい ゆかい! すっとん とん ♪
もっと もっと うたを きかせて おくれ!
とうとう おじいさんは、
さいごの おむすびまで あなの 中へ おとして しまいました。
すると またまた ゆかいな うたが きこえて きました。
またまた ゆかいだ すっとん とん!
やがて、うたは きこえなく なって しまいました。
しかし、もう おむすびは、ありません。
つまらんのう・・・・。
お〜〜い、もっと うたを きかせて おくれ!
おじいさんは、あなに むかって よびかけました。
でも、へんじが ありません。
おじいさんは、 あなの 中へ おちて しまいました。
おじいさん、ころりん すっとん とん ♪
どこからか、 また あのうたが きこえてきました。
おちた あなの そこは、 なんと ねずみたちの国でした。
みんなで うたを うたいながら、 なかよく おもちを ついています。
こ、これは・・?!
おどろく おじいさんの もとに、 一ぴきの ねずみが やって きました。
わたしは、ちょうろう ねずみで ございます。
おじいさん、 おむすびを ありがとう ございました。
わたしたちは うたが だいすきな ねずみです。
おれいと いっては、なんですが、 おもてなしを させて ください。
おじいさんは りっぱな せきに あんない されました。
おもちを つこうよ ぺったん たん ♪ いっぱい たべてね ぺったん たん ♪
これは、すばらしい!
おじいさんは、 おさけや ごちそうを いただきました。
わたしたちの ついた おもちは、 とびっきりの おいしさ!
おじいさんは、ねずみたちと いっしょに うたい おどり、
たのしい ひとときを すごしました。
ころりん ころりん すっとん とん ♪
ずいぶんと おじゃま して しまったようじゃ。
そろ そろ かえらないと・・・・。
そうですか・・・。 では、おみやげを もって いって ください。
大きな つづらと 小さな つづら、 どちらが、よろしいですか?
おみやげまで、いただけるとは、 すみませんのう。
では、こちらの 小さな つづらを いただきますよ・・・。
おじいさんは、 小さな つづらを うけとりました。
それでは、あなの そとまで、 おおくり しましょう・・・
目を つむって 三つ かぞえて ください。
わかりました。 ひと〜〜つ、ふた〜〜つ、みっつ!!
おじいさんが、目を ひらくと そこは、あなの そと でした。
ふしぎな ことも あるもんだ。 ゆめでも みたかのう?
しかし、ゆめでは ありませんでした。
おじいさんは、小さな つづらを 手に もって いたからです。
おじいさんは、 つづらを もって うちへ かえりました。
まぁ、それは、それは・・・・。
あら、まぁ!!
おじいさんと おばあさんは、 つづらを あけました。
すると びっくり!!
中には、こばんが ぎっしりと はいって いるでは、ありませんか!!
なんと、まぁ、ありがたいことじゃ!!
おじいさんと おばあさんは、 手を とりあって よろこびました。
おむすびで こばんが もらえるのか! いいことを きいたぞ!
おじいさんと、おばあさんの ようすを
よくばりじいさんが こっそりと のぞいて いました。
よくばり じいさんは じぶんも こばんを 手に いれようと
小さな おむすびを もって ねずみの あなへ やって きました。
よし、よし・・・・。 ここが ねずみの あなだな!!
よくばり じいさんが、おむすびを おとすと、 ゆかいな うたが きこえて きます。
よし! いまだ!
よくばり じいさんは、 あなの 中に とびこみました。
ここが ねずみたちの 国か!
ねずみたちの国では、 まだ もちつきを して いました。
おい! おむすびを おとして やっただろう! おれいに つづらを よこせ!
はい、では、大きい つづらと 小さいつづら、 どちらが よろしいですか?
よくばり じいさんは、つづらを ぜんぶ 一人じめ したいと かんがえました。
そこで・・・・・、
二つとも よこせ!
よくばり じいさんは、ねこの なきまねを して ねずみたちを おどろかせました。
ねずみたちは、おおさわぎ あちらに ガシャン! こちらに ドスン!
あなの 中は、あちこちく ずれて、 まっくらに なって しまいました。
あら?
これじゃぁ、つづらが どこに あるか わからんぞ!!
よくばり じいさんは、 ヨロヨロと 手さぐりで、
くらやみの 中を はいずります。
よくばり じいさんは なんとか あなの中から ぬけだしました。
まいった、まいった・・・ さんざんな 目に あった。
かおも 手も 土で よごれて、 まっくろ くろ。
きていた ふくも あちこちが ボロボロに ほつれて しまいました。
よくばるんじゃ なかったなぁ・・・・
よくばり じいさんは、しょぼ〜〜んと かたを おとして かえって いきました。
そして・・・・。
おじいさんと おばあさんは、 ねずみ たちから もらった こばんを 村人たちに わけて あげました。
おじいさん、ありがとう・・
おれいなら、ねずみに いって おくれ・・・
え? ねずみに?!
おじいさんと おばあさんは、 かおを みあわせて わらいます。
おじいさんと おばあさん、村人たちは、 みんなで ねずみたちの あなに いきました。
こばんの おれいに おむすびを あなへと おとします。
すると、あなの 中から また ねずみたちの うたが きこえて きました。
おむすび ころりん すっとん とん♪
村人たちと ねずみたちは、なかよしになり、
みんなで すえながく なかよく くらした そうです。
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