JLPT N1 – Reading Exercise 24
A
創造的な発想を生み出す場として、ブレインストーミングが注目されている。そこでは、参加者全員が自由に意見を述べることが求められる。たとえ自分の考えと異なる意見が出ても、まずは否定せずに受け止めることが重要である。これは、芸術家同士のコラボレーションにも通じる姿勢だ。
他者の発言に刺激を受け、自分の考えを柔軟に伝える。それがブレインストーミングの醍醐味である。一見突飛で現実離れしたアイデアでも、まずは受け入れてみる。「なぜこの人はこう考えるのか」と考察することで、自分の思考の枠を超える発見があることも多い。
「発想の転換は他者の視点から生まれる」と言われるように、ブレインストーミングでは「どのように話すか」よりも「どのように受け止めるか」が鍵となる。
B
会議は時間の無駄だと感じる人もいるが、本当にそうだろうか。辞書には「目的なく集まって話すこと」ともあるが、「意見を交わして新しい方向性を探ること」という意味もある。緊張がほぐれたとき、人は率直な意見を述べやすくなる。荒唐無稽に思える発言もあるかもしれないが、会議の中から意外な発想が生まれることもある。
とはいえ、自由に発言できる雰囲気を作るのは容易ではない。まずは、自分から新しい視点や経験を共有してみよう。相手が反応を示したら、さらに自分の考えを深めて伝えてみる。そうすれば、他の参加者も徐々に本音を語り始めるだろう。そうなれば、会議も有意義な場となる。