JLPT N1 – Reading Exercise 71
教室において、発言する人と受け身でいる人という役割が無意識のうちに定着してしまうことは、学びの可能性を狭める危険がある。教師が常に主導権を握り、答えを与え続けることで、生徒が自ら問いを立て、考える力を育む機会を奪ってしまうことがある。沈黙は必ずしも消極的なものではなく、時には教師が言葉を控え、静かに見守ることで、生徒の内面から自発的な発言や思考が生まれることもある。教師が一歩引いて待つ姿勢は、学びの主体を生徒に委ねるために不可欠である。