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日の
債券市場では
日本国債を
売る動きが
強まり、
長期金利は、
一時、0.65%と
およそ9
年ぶりの
水準まで
上昇しました。
国債は、
売られると
価格が
下がって、
金利が
上昇するという
関係にあります。
日銀は、先週開いた金融政策を決める会合で、これまで0.5%程度としてきた長期金利の変動幅の上限について市場の動向に応じ事実上、1%まで容認する方針を示しました。
また、アメリカの長期金利は雇用に関する統計が市場の予想を上回ったことで、金融引き締めが続くのではないかという見方から上昇しています。
これを受けて市場では金利の上昇圧力が高まっていて、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、2日つけた0.625%を上回り、2014年4月以来となる0.65%まで上昇しました。
市場関係者は「日銀の金融政策を背景に市場が長期金利の上昇の余地を探る中、アメリカの長期金利の上昇が拍車をかけた形だ。当面、金利の適正な水準を探る動きが続きそうだ」と話しています。