日本新聞: 遺伝子編集でコレステロールを下げる新しい治療

アメリカアメリカの研究けんきゅうで、遺伝子いでんし編集へんしゅうを使つかって高たかいコレステロール値ちを下さげる新あたらしい方法ほうほうが発表はっぴょうされました。この研究けんきゅうでは、「CRISPR-Cas9」という技術ぎじゅつを使つかいました。これは、遺伝子いでんしを切きって働はたらきを止とめることができる「はさみ」のようなものです。

研究けんきゅうには、重おもい病気びょうきのある15人にんが参加さんかしました。新あたらしい薬くすりを使つかった結果けっか、悪玉あくだまコレステロール（LDL）が約やく50％、中性脂肪ちゅうせいしぼうが約やく55％下さがりました。今いままでの薬くすりでもコレステロールを下さげることができますが、この治療ちりょうは一度いちどだけで効果こうかが続つづくかもしれません。

この治療ちりょうのアイデアは、特別とくべつな遺伝子いでんしを持もつ人ひとがコレステロール値ちが低ひくいことから生うまれました。研究けんきゅうでは、「ANGPTL3」という遺伝子いでんしの働はたらきを止とめました。アメリカアメリカでは、約やく250人にんに1人にんがこの遺伝子いでんしの働はたらきが弱よわいですが、健康けんこうに問題もんだいはありません。

副作用ふくさようは少すくなく、注射ちゅうしゃしたところが少すこし赤あかくなったり、体からだの酵素こうそが少すこし上あがったりしましたが、すぐに治なおりました。今後こんごも長ながい間あいだ安全あんぜんかどうか調しらべる必要ひつようがあります。

この治療ちりょうが成功せいこうすれば、毎日まいにち薬くすりを飲のむ必要ひつようがなくなり、多おおくの人ひとの助たすけになるかもしれません。今後こんご、さらに多おおくの人ひとで研究けんきゅうが続つづけられる予定よていです。

遺伝子いでんし編集へんしゅうでコレステロールを下さげる新あたらしい治療ちりょう

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