今月、
性的マイノリティーの
団体が
神奈川県の
横須賀市役所を
訪れ、
同性のカップルを
結婚に
相当する
関係と
認める「パートナーシップ
制度」の
導入を
要望したところ、
対応した
職員が「
制度が
あるほかの
市に
引っ越そうと
思わなかったのか」と
発言したことがわかりました。
市は
その後、
配慮に
欠く発言だったと
謝罪しました。
横須賀市の
性的マイノリティーの
団体「
よこすかにじいろかれー」
などによりますと、
今月15
日にこの
団体の
メンバーが、パートナーシップ
制度の
導入を
要望するため、
市の
男女共同参画課を
訪ねたところ、
対応した
職員が「
制度が
あるほかの
市に
引っ越そうと
思わなかったのか」と
発言したということです。
団体の代表が翌日の16日に、この発言についてツイッターに書き込んだのを受けて、市はメールで謝罪したということです。
横須賀市男女共同参画課の福原剛課長は「配慮のない発言で傷つけてしまったことを大変申し訳なく思っています。今後は、寄り添った施策を団体のご協力を頂きながら進めていきたいです」と話していました。
「私たちについてもっと知って」
問題となった市の職員の発言を聞いた性的マイノリティーの団体のメンバー2人がNHKの取材に応えました。
2人は「制度がない横須賀にわざわざ来ることなく、『出て行けばいい』と言われたようで、とても残念でした。要望を面倒だと思われているのかなと感じました。横須賀市は、LGBTに配慮した施策をホームページでたくさん紹介しているのに制度を作る担当の課の職員が、素朴な疑問だったにしても人権意識が低いと思います。私たちについてもっと知ってほしい」と話していました。