豊洲市場をめぐる
問題で、
東京都の
中央卸売市場の
決算を
審議する
都議会の
委員会で、
昨年度の
豊洲市場の
建設費に関する
資料が
示されました。
盛り土を
行うとしていた
予算の
段階での
説明とは
異なり、
実際には
地下空間が
作られていたことに「
重大な
問題だ」などと
批判が
出されました。
東京都議会では
昨年度の
中央卸売市場の
決算を
審議する
特別委員会の
分科会が
開かれ、
議会側が
事前に
提出を
要求していた、
昨年度の
豊洲市場の
建設費に関する
資料が
示されました。
これについて公明党の議員は、「執行額は990億円余りだが、この費用で問題の地下空間を整備したのか。都は決算を認定してほしいというが、予算の段階では盛り土をするという説明であり、予算と執行の段階で説明が異なるのは重大な問題だ」と批判しました。
これに対し村松明典市場長が「予算段階での答弁では、事実と異なる説明をし、あってはならないことをした。誠に申し訳ない」と陳謝しました。
また議会側からは「移転の準備を進めてきた築地市場の業者に対する補償をどうするのか」という質問も出され、担当の部長は、「市場業者には借入金の返済などさまざまな影響が出ているので、ヒアリングを行ったうえで、状況を踏まえた支援を準備ができたものから速やかに取り組みたい」と答えました。