ライチョウ生息せいそくにイノシシ 生態せいたいけいへの影響えいきょう懸念けねん

Easy Japanese news
Nov 18, 2016 07:11
Furigana
絶滅ぜつめつのおそれがあるライチョウの生息せいそくいき北限ほくげん新潟にいがたけん火打ひうちさん山頂さんちょう付近ふきんで、イノシシの姿すがたはじめて映像えいぞうにとらえられました。専門せんもんはライチョウのえさとなる高山こうざん植物しょくぶつ食い荒くいあらし、生態せいたいけいへの影響えいきょう懸念けねんされると指摘してきしています。新潟にいがたけん妙高みょうこう糸魚川いといがわにまたがる火打ひうちさん標高ひょうこうよんろくメートルあり、ライチョウの生息せいそくいき北限ほくげんになっています。

一方いっぽうで、近年きんねん積雪せきせつりょう減少げんしょうなどによってイノシシなどの生息せいそく範囲はんいひろがり、専門せんもんは、ライチョウのえさとなる高山こうざん植物しょくぶつ食い荒くいあらされるのではないか懸念けねんしています。

こうしたなか民間みんかん研究けんきゅうしゃが、山頂さんちょう付近ふきんくに許可きょかだい小型こがたカメラを設置せっちし、ことし8月はちがつからさんか月かげつかん実態じったい調しらべました。

その結果けっか、イノシシがれであるいたりカメラにはなをすりつけたりする姿すがたさんかいにわたりうつっていました。

環境省かんきょうしょうによりますと、火打ひうちさん標高ひょうこうぜろぜろぜろメートル以上いじょうでイノシシが撮影さつえいされたのははじめてだということです。

撮影さつえいしたライチョウ研究けんきゅうしゃ長野ながの康之やすゆきさんは「貴重きちょうちいさな生息せいそくだからこそ早急そうきゅう対策たいさくてないと、取り返とりかえしのつかないことになってしまう」とはなしています。

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