全国高校総体出場14回を
誇る
福島県郡山市の
日大東北高校で
顧問の
20代の
教諭が、
部員に対しゴム
製のハンマーでたたくなどの
暴力行為を
繰り返していたことがわかり、
高校は「
不適切な
指導だった」として、
処分を
検討していることを
明らかにしました。
福島県郡山市にある
日大東北高校が
18日に
記者会見して
明らかにしたところによりますと、
相撲部の
顧問の
20代の
男性教諭はことし
4月以降、
稽古中に
1年生の
男子部員に対し、
平手でたたいたり
蹴ったりしたほか、ゴム
製のハンマーで
頭をたたくなどの
暴力行為を
繰り返していたということです。
部員はけがをして
病院に
行ったこともあり、
その後、
転校したということです。
ことし7月に保護者から相談を受けて問題が明らかになりました。学校の調査に対して教諭は「強くするためゆきすぎた指導をしてしまった」と話したということです。高校は不適切な指導だったとして自宅謹慎とし、今後処分することを検討しています。
このほか50代の男性コーチが同じ部員に対し、体の下にノコギリを置いた状態で腕立て伏せをさせていたこともわかりました。コーチはことし9月に自主的に退職したということです。
日大東北高校の松井弘之校長は会見で「学校として指導力が不足し申し訳ありません。今回の問題について職員や生徒などに十分に説明して再発防止を徹底したい」と話しました。学校のホームページによりますと、相撲部はこれまでに全国高校総体に14回出場するなど強豪校で角界にも多くのOBが入門しているということです。