日本新聞: 主食用米の需要見通し公表見送りで調整農水省例年7月まとめ

主食しゅしょく用よう米まいの需要じゅよう見通みとおし公表こうひょう見送みおくりで調整ちょうせい農水省のうすいしょう例年れいねん7月しちがつまとめ

N1 Jul 25, 2025 17:07 1

Furigana 翻译

農林水産省のうりんすいさんしょうは、例年れいねん7しち月がつ下旬げじゅんにまとめている主食しゅしょく用よう米こめの需要じゅよう見通みとおしについて、今月こんげつの公表こうひょうを見送みおくる方向ほうこうで調整ちょうせいしていることが分わかりました。需要じゅよう見通みとおしをめぐっては、実態じったいとかけ離はなれたことが品薄しなうすや高騰こうとうの一因いちいんとなったという指摘してきがあり、農林水産省のうりんすいさんしょうはコメ政策せいさくの見直みなおしに合あわせて検討けんとうする方針ほうしんです。

農林水産省のうりんすいさんしょうは、例年れいねん7しち月がつ下旬げじゅんに審議しんぎ会かいを開ひらき、向むこう1いち年間ねんかんの主食しゅしょく用よう米こめの需要じゅよう見通みとおしを公表こうひょうしています。

この見通みとおしは、1ひと人り当あたりのコメの消費しょうひ量りょうが年々ねんねん落おち込こんでいることに加くわえ、人口じんこうも減へっていることから、最近さいきんはおよそ10じゅう万まんトン減少げんしょうすると推計すいけいし、各地かくちの生産せいさん者しゃの多おおくはこれに基もとづいて生産せいさん量りょうを抑制よくせいしてきました。

しかし、専門せんもん家かからは、見通みとおしが実態じったいとかけ離はなれる年としが出でてきていて、去年きょねんのように需要じゅようが急きゅうに増ふえた場合ばあいには、コメの品薄しなうすや高騰こうとうにつながるなどといった問題もんだいが指摘してきされています。

このため農林水産省のうりんすいさんしょうは、来週らいしゅう開ひらかれる審議しんぎ会かいでコメの需要じゅよう見通みとおしの公表こうひょうを見送みおくる方向ほうこうで調整ちょうせいしていることが分わかりました。

農林水産省のうりんすいさんしょうは、2027にせんにじゅうなな年度ねんどから「根本こんぽん的てきに見直みなおす」としているコメ政策せいさくを踏ふまえて需要じゅよう見通みとおしを検討けんとうする方針ほうしんで、より正確せいかくに需要じゅようの実態じったいをとらえることで、安定あんてい的てきな増産ぞうさんにつながる見通みとおしを出だせるようにするか、増産ぞうさんしてコメの価格かかくが下さがった場合ばあい、生産せいさん者しゃへの影響えいきょうを避さけるための支援しえん制度せいどをどのように設計せっけいするかが、焦点しょうてんとなります。