ロシア外務省は、
核軍縮条約で
規制した
中距離ミサイル
などについて、
条約が
失効した
後も
自主的に
続けてきたとする
配備の
制限をやめる
考えを
示し、
欧米に
対抗して
いく姿勢を
改めて
強調しました。
俄罗斯外交部表示,关于受核裁军条约管制的中程导弹等武器,在条约失效后俄罗斯一直自发地持续限制部署,但现在考虑停止这一限制,再次强调将对抗欧美的立场。
アメリカとロシアの核軍縮の柱の1つだったINF=中距離核ミサイルの全廃条約は、両国の対立から2019年に失効しましたが、その後もロシアは、アメリカがミサイルを配備しないかぎり、生産や配備をしないと主張してきました。
美俄核裁军的支柱之一——《中程核导弹条约》(INF条约)因两国对立于2019年失效,但此后俄罗斯一直主张,只要美国不部署导弹,俄方就不会生产或部署相关导弹。
ロシア外務省は4日、声明を発表し、「ヨーロッパとアジア太平洋地域にアメリカ製の中距離と短距離のミサイルが実際に配備される方向になっている」と主張しました。
俄罗斯外交部于4日发表声明,称“美国制造的中程和短程导弹实际上正被部署到欧洲和亚太地区”。
そのうえで、「同様の兵器の配備に関する一方的な自主的制限を維持するための条件が消滅した。
在此基础上,“维持对类似武器部署的单方面自主限制的条件已经消失”。
ロシアはもはや
自主的制限に
拘束されることはないと
考える」として、
中距離ミサイルなどの
配備の
制限をやめる
考えを
示しました。
俄罗斯表示“不再认为受到自愿限制的约束”,并表示打算停止对中程导弹等部署的限制。
ロシアのプーチン大統領は去年、核兵器が搭載可能な中距離と短距離のミサイルの生産を再開し、配備する必要があるという考えを示し、今月1日には、新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の大量生産の開始と配備を明らかにしました。
去年,俄罗斯总统普京表示有必要重新开始生产并部署可搭载核武器的中程和短程导弹,并在本月1日透露,已经开始大量生产和部署新型中程弹道导弹“奥列什尼克”。
アメリカのトランプ大統領は今月8日を期限として、ロシアが停戦に応じなければ、厳しい関税などを課すと警告していて、ロシアとしては、欧米に対抗していく姿勢を改めて強調した形です。
美国总统特朗普警告称,如果俄罗斯不在本月8日之前同意停火,将对其征收高额关税等严厉措施。对此,俄罗斯再次强调了将继续对抗欧美的立场。