日本新闻: 致死率高い「H5N8型」香川で検出の鳥インフルウイルス農水省

致死ちし率りつ高たかい「H5N8型がた」香川かがわで検出けんしゅつの鳥とりインフルウイルス農水省のうすいしょう

Nov 6, 2020 20:11

Furigana

香川かがわ県けんの養鶏ようけい場じょうで検出けんしゅつされた鳥とりインフルエンザウイルスについて、農林水産省のうりんすいさんしょうは、致死ちし率りつが高たかい高こう病原びょうげん性せいの「H5N8型がた」と確認かくにんされたことを明あきらかにしました。このウイルスは、ヨーロッパで広ひろがっており、専門せんもん家かは、シベリアを経由けいゆし、日本にっぽんに入はいってきた可能かのう性せいが考かんがえられるとしています。農林水産省のうりんすいさんしょうは6日にち、専門せんもん家かの委員いいん会かいを開ひらき、ウイルスの分析ぶんせき結果けっかや現地げんち調査ちょうさの状況じょうきょうなどについて報告ほうこくが行おこなわれました。

それによりますと、国くにの研究けんきゅう機関きかんで、ウイルスの詳くわしい型かたを調しらべたところ、高こう病原びょうげん性せいの「H5N8型がた」だと確認かくにんされたということです。

また、香川かがわ県けん三豊みとよ市しの養鶏ようけい場じょうに派遣はけんされた専門せんもん家かチームからは養鶏ようけい場じょう周辺しゅうへんに複数ふくすうのため池ためいけがあり、ウイルスを運はこぶカモなどが多おおくいたほか、感染かんせんがみられた鶏舎けいしゃには小型こがたの野生やせい動物どうぶつが侵入しんにゅうする隙間すきまがあり、ネズミのものとみられるふんも確認かくにんされたということで、感染かんせん経路けいろの特定とくていのために、ため池ためいけや鶏舎けいしゃなどの詳細しょうさいな調査ちょうさが必要ひつようだという意見いけんが出だされたということです。

「H5N8型がた」のウイルスは先月せんげつ、北海道ほっかいどう紋別もんべつ市しで野鳥やちょうのふんからも検出けんしゅつされていて、専門せんもん家か委員いいん会かいの委員いいん長ちょうで鳥取とっとり大学だいがくの伊藤いとう壽ひさし啓けい教授きょうじゅは「このタイプのウイルスは、ヨーロッパで感染かんせんが広ひろがっており、シベリアを経由けいゆし、日本にっぽんに入はいってきた可能かのう性せいは十分じゅうぶん考かんがえられる。