日本新聞: ウミガメにセンサー海水温長期予測の精度「劇的向上」

ウミガメにセンサー海水温かいすいおん長期ちょうき予測よそくの精度せいど「劇的げきてき向上こうじょう」

Dec 14, 2019 06:12

Furigana

ウミガメに水温すいおんのセンサーを取り付とりつけてデータを集あつめ、長期ちょうき的てきな海水温かいすいおんの予測よそくの精度せいどを高たかめるユニークな手法しゅほうを海洋かいよう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうなどが開発かいはつしました。気象きしょうの長期ちょうき的てきな予報よほうには海水温かいすいおんの変化へんかの予測よそくが重要じゅうようで、人工じんこう衛星えいせいで海面かいめんの温度おんどを測定そくていしたり、ブイを浮うかべて水深すいしんごとに計測けいそくしたりしていますが、データが不足ふそくしていて正確せいかくな予測よそくは難むずかしいのが現状げんじょうです。

海洋かいよう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうと東京とうきょう大学だいがくなどの研究けんきゅうグループは、インドネシアの海岸かいがんで産卵さんらんのために浜辺はまべに来きた５ご頭とうのウミガメの甲羅こうらに水温すいおんのセンサーを取り付とりつけました。

センサーは、水深すいしんごとに水温すいおんを測定そくていし、水面すいめんに出でると人工じんこう衛星えいせい経由けいゆでデータを送信そうしんする仕組しくみになっていて、およそ３さんか月かげつ間かんの計測けいそくでウミガメは最大さいだいで1000キロ以上いじょうを移動いどうし、水深すいしん250ｍめ-とるまでのデータを集あつめることができたということです。