来月行われる
台湾総統選挙の
候補者による
テレビ討論会が
行われ、
再選を
目指す蔡
英文総統は「
台湾の
主権を
守ることが
最優先で、
台湾を
次の
香港にしない」と
述べて
支持を
訴えました。
中国への
警戒感を
追い風に蔡
総統がリードする
情勢が
続いています。
来月11
日に
行われる
台湾総統選挙に
立候補している
候補者による
テレビ討論会が29
日に
行われました。
選挙は、再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統と、南部の都市、高雄の市長で最大野党・国民党の韓国瑜氏の事実上2人の争いです。
討論会で蔡総統は圧力を強める中国について触れ「台湾の主権はすでに重大な挑戦に直面している。主権を守り、飲み込まれるのを防ぐのが最優先だ。台湾を次の香港にしない」と述べて支持を訴えました。
これに対し国民党の韓氏は、民進党が独立志向の強い立場をとっていると批判し「民進党が台湾をより孤立させている」と述べて政権交代が必要だと訴えました。
最新の世論調査によりますと、中国への警戒感を追い風に蔡総統がリードしていて、民進党は31日にも中国を念頭に海外勢力の政治介入を防ぐ法案を議会で可決させ、さらに支持を固める方針です。
一方の国民党は暮らしへの住民の不満などを挙げて、蔡政権の政策は不十分だと訴えて巻き返しを図っています。
台湾総統選挙は来月11日に投票が行われ、即日開票されます。