年末年始に
被災地を
訪れた
人などに
東日本大震災の
被害を
知ってもらおうと、
宮城県石巻市の
震災伝承施設が
特別に
開館されています。
石巻市南浜地区に
ある震災伝承施設、「
南浜つなぐ
館」は、
震災の
被害や
教訓を
伝えるため
4年前にオープンしました。
通常は週末を中心に開館していますが、年末年始に帰省する人や被災地を訪れた人のため今月27日から年明けの1月5日までは、週末以外の日も含めて特別に開館しています。
施設では特別展示が行われ、震災遺構として一部を取り壊したうえで保存される旧門脇小学校の震災前の様子が写真などで紹介されています。
訪れた人たちは施設のスタッフの話を聞きながら震災前の地域を復元した模型や、被災当時の映像、写真などを見ていました。
施設を運営する「3.11みらいサポート」の阿部豊和さんは、「かつてこの地域に住んでいた方や自分の家があった方に来てもらって、被災前の様子を思い出してほしい」と話しています。
特別開館は1月5日まで、午前10時から午後3時まで行われます。