日本新聞: 野球「プレミア12」日本逆転勝ちで初優勝

野球やきゅう「プレミア12」日本にっぽん逆転ぎゃくてん勝がちで初はつ優勝ゆうしょう

Nov 17, 2019 22:11

Furigana

東京とうきょうオリンピックの前哨ぜんしょう戦せんとなる野球やきゅうの国際こくさい大会たいかい「プレミア12」の決勝けっしょうで、日本にっぽんは韓国かんこくに５ご対たい３さんで逆転ぎゃくてん勝がちし２に回かい目めの大会たいかいで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。「プレミア12」の２に次じリーグを１いち位いで通過つうかした日本にっぽんは17日にち夜よる、東京ドームとうきょうど-むで行おこなわれた決勝けっしょうで２に位いで通過つうかした４よん年ねん前まえの第だい１いち回かい大会たいかい優勝ゆうしょうの韓国かんこくと対戦たいせんしました。

日本にっぽんは先発せんぱつした巨人きょじんの山口やまぐち俊しゅん投手とうしゅが１いち回かいに２に本ほんのホームランを打うたれて３さん点てんを先制せんせいされましたが、その裏うら、４よん番ばんの広島ひろしま・鈴木すずき誠まこと也選手せんしゅがレフトフェンス直撃ちょくげきのタイムリーツーベースを打うって１いち点てんを返かえしました。

そして２に回かいには２にアウト一塁いちるい二塁にるいから１いち番ばんのヤクルト・山田やまだ哲人てつと選手せんしゅが今こん大会たいかい初はじめてのホームランとなるスリーランを打うって逆転ぎゃくてんし、７なな回かいには５ご番ばんの楽天らくてん・浅村あさむら栄さかえ斗と選手せんしゅのタイムリーヒットでリードを広ひろげました。

日本にっぽんは２に回かい以降いこう、小刻こきざみな投手とうしゅリレーを見みせ、７なな回かいはソフトバンクの甲斐かい野の央ひさし投手とうしゅ、８はち回かいはオリックスの山本やまもと由ゆかり伸しん投手とうしゅ、９きゅう回かいはＤｅＮＡの山崎やまざき康かん晃あきら投手とうしゅがそれぞれ１いちイニングを完璧かんぺきに抑おさえました。

日本にっぽんは５ご対たい３さんで逆転ぎゃくてん勝がちし、前回ぜんかい大会たいかいの準決勝じゅんけっしょうで敗やぶれた韓国かんこくに雪辱せつじょくを果はたして初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

日本にっぽんがプロのトップ選手せんしゅが参加さんかする国際こくさい大会たいかいで優勝ゆうしょうするのは、2009年ねんの第だい２に回かいＷＢＣだぶりゅ-び-し-＝ワールド・ベースボール・クラシック以来いらい、10年ねんぶりです。

稲葉いなば監督かんとく「選手せんしゅのおかげ」

日本にっぽん代表だいひょうの稲葉いなば篤あつし紀きの監督かんとくは、試合しあい終了しゅうりょう後ご、手てで涙なみだをふきながらベンチを出でてグラウンドで選手せんしゅから胴上どうあげされました。

稲葉いなば監督かんとくは、「最高さいこうです。日の丸ひのまるをつけて野球やきゅう界かいのためにとにかく世界一せかいいちになりたいという思おもいが強つよかった。選手せんしゅたちをなんとか勝かたせたいと思おもっていた。選手せんしゅがあきらめない気持きもちでやっていたので必かならず逆転ぎゃくてんできると信しんじていた。よく頑張がんばってくれた選手せんしゅのおかげです」とたたえました。

また決勝けっしょうで対戦たいせんした韓国かんこくについては「非常ひじょうに強つよい。アジアのライバルとして来年らいねんのオリンピックでもいい勝負しょうぶができたらと思おもう」と話はなしていました。

そしてスタンドを埋うめ尽つくした観客かんきゃくに向むけて、「みんなに少すこしでも野球やきゅうを通をつうじて勇気ゆうきを与あたえられたんじゃないかと思おもう。来年らいねんのオリンピックでまた世界一せかいいちをとれるよういい準備じゅんびをしていきたい」と決意けついを示しめしました。

大会たいかいＭＶＰえむぶいぴ-に鈴木すずき誠まこと也

「プレミア12」のＭＶＰえむぶいぴ-＝最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅには日本にっぽんの４よん番ばんとして打線だせんを引っ張ひっぱった広島ひろしまの鈴木すずき誠まこと也選手せんしゅが選えらばれました。

鈴木すずき選手せんしゅは今月こんげつ６ろく日にちのプエルトリコ戦せん、７なな日にちの台湾たいわん戦せん、11日にちのオーストラリア戦せんと３さん試合しあい連続れんぞくでホームランを打うったほか、13日にちのメキシコ戦せんでは先制せんせいタイムリーを打うち、17日にちの決勝けっしょうでも反撃はんげきの口火くちびを切きるタイムリーツーベースを打うちました。