日本新聞: 五輪の聖火リレーきょう栃木県でスタート感染防止を最優先

五輪ごりんの聖火せいかリレーきょう栃木とちぎ県けんでスタート感染かんせん防止ぼうしを最さい優先ゆうせん

Mar 28, 2021 06:03

Furigana

東京とうきょうオリンピックの聖火せいかリレーは28日にち、福島ふくしま県けんから栃木とちぎ県けんに引き継ひきつがれます。

先月せんげつまで緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出だされていた栃木とちぎ県けんでは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん防止ぼうし対策たいさくが徹底てっていされるなか、2日間にちかんの日程にっていで県内けんないの名所めいしょなどを聖火せいかが巡めぐります。今月こんげつ25日にちに福島ふくしま県けんからスタートした東京とうきょうオリンピックの聖火せいかリレーは28日にち、栃木とちぎ県けんに引き継ひきつがれ、関東かんとうで最初さいしょのランナーが午前ごぜん9時じすぎに足利あしかが市しをスタートします。

栃木とちぎ県けんでは、28日にちと29日にちの2日間にちかんの日程にっていで、観光かんこう遊覧ゆうらん船せんで聖火せいかを運はこんだり、世界せかい遺産いさんの日光にっこう東照宮とうしょうぐうの中なかを走はしったりするなど、16の市しと町まちを合あわせて192人にんのランナーで聖火せいかをつなぎます。

県内けんないでは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいの影響えいきょうで、先月せんげつ上旬じょうじゅんまで国くにによる緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出だされ、今月こんげつ7日にちまでは、県けんによる外出がいしゅつ自粛じしゅく要請ようせいが続つづいていました。

現在げんざいは、新規しんきの感染かんせん者しゃの数かずなどが落ち着おちついたことから、公道こうどうでの聖火せいかリレーが実施じっしされますが、組織そしき委員いいん会かいや栃木とちぎ県けんは、沿道えんどうでの密集みっしゅうを避さけるため、インターネットのライブ中継ちゅうけいの視聴しちょうを呼よびかけているほか、観覧かんらんする場合ばあいは、地元じもとの市しや町まちで行おこなってほしいとしています。

また、聖火せいかリレーの出発しゅっぱつ式しきや到着とうちゃくの式典しきてんは、事前じぜんの申し込もうしこみ制せいにして人数にんずうを制限せいげんしたうえで、会場かいじょうでは、式典しきてんの参加さんか者しゃの体調たいちょうチェックや消毒しょうどくなどの感染かんせん対策たいさくを徹底てっていすることにしています。