自民党安倍派の
政治資金パーティーをめぐる
問題を
受け、
岸田総理大臣が
閣僚などの
人事を
行う方向で
検討していることについて、
鈴木財務大臣は
来年度予算案の
編成作業に
影響が
出ないよう
取り組む考えを
示しました。
自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、岸田総理大臣は、14日にも松野官房長官ら閣僚の人事を行う方向で検討しています。
鈴木財務大臣は、12日の閣議のあとの会見で、大詰めを迎えている来年度予算案の編成作業への影響を問われたのに対して「ことしは診療報酬などの改定もあり大変重要な時期だ。仮に閣僚の交代があるとしたら影響が極力出ないことを心から望んでいる。年末に向けてしっかりと取り組まなければならない」と述べ、予算編成に遅れが出ないよう取り組む考えを示しました。
また、防衛費の財源確保に向けた増税の開始時期をめぐり、自民党の税制調査会が決定を見送る方針を決めたことについて、鈴木大臣は「現時点で1兆円を超える規模の追加の財源の確保が見込まれているが、増税の開始時期が遅れれば、さらに財源を見つけ出す努力をしなければいけない」と述べ、なんらかの財源確保が必要だという認識を示しました。