闇バイトによる
犯罪が
社会問題と
なる中、
政府は
近く策定する
新しい経済対策に、
防犯機能が
高い住宅設備に対する補助の
拡充や、
青い回転灯がついた
車両で
防犯パトロールを
行う団体への
支援策などを、
盛り込む方向で
調整を
進めています。
捜査の
体制確保とあわせ、
社会全体で
防犯対策を
強化して
いく方針です。
闇バイトによる事件が相次ぎ、社会の不安が高まる中、政府が週内にも策定を目指す新しい『総合経済対策』の案には「国民の安心・安全の確保」のための施策として、闇バイトの問題への対策強化が掲げられています。
具体的には、
▽捜査機関が実行役などから押収したスマートフォンを解析し、指示役の特定につなげるための資機材の高度化
▽闇バイトを募集する書き込みや投稿に対するサイバーパトロールの強化
▽求人サイトやSNSの事業者に対し書き込みや投稿を削除するよう捜査機関側から依頼する取り組みを進めていくこと
などが盛り込まれています。
さらに、
▽防犯機能の高い住宅のドアや、窓ガラスの設置に対する補助の拡充
▽青色の回転灯をつけたいわゆる「青パト」と呼ばれる車両で防犯パトロールを行う自治会や団体への財政的な支援策
などが盛り込まれています。
捜査の体制確保と、地域住民や自治体による自助、共助、公助の取り組みを組み合わせることにより、社会全体で防犯対策を強化していく方針で、政府は週内の決定を目指し調整を進めています。