東京都の伊豆大島の大島町では去年10月16日、台風でたくさんの雨が降って、山の土が大きく崩れました。この土砂災害で36人が亡くなって、今も3人が行方不明になっています。
災害から1年が過ぎた16日の午前9時半、役所がサイレンを鳴らすと、町の人たちは1分間、亡くなった人のために静かに祈りました。
大きな被害があった元町地区では、集まった人たちが花を置いたり、崩れた山に向かって祈ったりしました。祈りながら泣いている人もいました。
大島町の川島理史町長は「町がもっと災害の対策をしていたら、助かった人がいたかもしれないという意見があります。おわびしたいと思います。これからは災害がない町にしていきたいです」と話しました。