ブラジルのサンパウロのカーニバルは、山車やサンバの踊りを見せながら町を回るパレードが有名です。14日、14のチームのパレードがありました。
1つのチームは、青森県五所川原市のお祭りの山車「立佞武多」を使いました。このチームのテーマは「ブラジルと日本」です。五所川原市に頼んで高さ15mの山車を日本から約40日かけて運びました。
日本では4年前、東日本大震災がありました。山車はこの震災で亡くなった人などのことを考えて作りました。地震を起こすという魚を神様が押さえているデザインです。
ブラジルの人たちは、美しい色の日本の山車を見て喜んでいました。山車を作った福士裕朗さんは「震災のときに助けてくれたブラジルの皆さんにお礼ができました」と話していました。