文部科学省によると、ことしの春に卒業する高校生で、仕事をしたい人は約19万1000人います。この中で88.8%の17万人は去年12月までに仕事が決まりました。
仕事が決まった高校生の割合は、5年続けて前の年より高くなりました。土地や株の値段が上がって景気がよくなった「バブル経済」の時と同じぐらいになっています。
仕事が決まった割合は、工業を専門に勉強している高校生がいちばん高くて96%でした。
都道府県では、富山県がいちばん高くて約97%、沖縄県がいちばん低くて約63%でした。
文部科学省は「景気がよくなってきたため、会社は働く人がたくさん欲しいと考えています」と話しています。