2シーズンぶりの“投打の二刀流”の復帰を目指す大谷選手は、ここまでバッターとしてオープン戦3試合に出場し、いずれもヒットを打つなど順調に調整を進めています。
6日はアリゾナ州のキャンプ地で行われたレンジャーズとのオープン戦に1番・指名打者で出場し1回の最初の打席でプロ野球のヤクルトでプレーしたこともあるブキャナン投手のアウトコースのカットボールをレフト線に運び、いきなりツーベースヒットを打ちました。
このあと、1アウトから3番のフリーマン選手のレフトフライで三塁にタッチアップした大谷選手は、左肩の脱臼の再発を防ぐため左手を地面につけないスライディングを見せ、チームの先制点につなげました。
先頭バッターで迎えた3回の第2打席は155.4キロのストレートに差し込まれてレフトフライ、4回の第3打席は2アウト一塁の場面で、インコースのカットボールに詰まってセカンドゴロに倒れました。
このあと大谷選手は6回にオープン戦で初めて4回目の打席に立ち、速球を捉えて打球速度171.5キロの鋭い当たりをレフト前に運びました。
大谷選手はここで代走を送られて交代し、この試合は4打数2安打で4試合連続ヒットとして打率を4割1分7厘に上げ、開幕に向けてバッターとして好調ぶりを示しました。