アメリカの
著名な
ジャーナリスト、ボブ・ウッドワード
氏は
来週発売する
著書の
中で、
トランプ前大統領が
大統領在任中、ロシアのプーチン
大統領に
当時、
世界的に
不足していた
新型コロナの
検査機器を、
個人用としてひそかに
送るなど、
親密な
関係を
築いていたと
明らかにしました。
トランプ氏側は
内容を
否定しています。
アメリカのワシントン・ポストなどは8日、著名なジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏が来週、発売する著書の内容の一部を伝えました。
それによりますと、トランプ前大統領は、大統領在任中の2020年に、当時、世界的に不足していた新型コロナウイルスを検出するための検査機器を、ロシアのプーチン大統領に個人用としてひそかに送っていたということです。
プーチン氏は検査機器を受け取ったうえで「誰にも言わないでほしい。人々があなたに怒るからだ」とトランプ氏に検査機器を送ったことを明らかにしないよう求めたとしています。
また著書では、トランプ氏の側近の話として、トランプ氏が大統領の退任後もプーチン氏と7回、ひそかに電話で会談した可能性があり「両者の個人的な関係が続いている」と指摘しているということです。
トランプ氏の陣営は「これらの作り話はどれも真実ではない」とジャーナリストを批判する声明を発表しました。
一方、ハリス副大統領は「誰もが検査機器を手に入れようと奔走していたのにアメリカの大統領でありながら独裁者のためにロシアに送っていた」と非難しました。