豊洲市場の
地下水モニタリング
調査の
再調査で
環境基準を
上回る
有害物質が
検出されたことを
受け、
専門家会議は、
引き続き
調査を
行って
経過を
確認するとともに、
地下水の
上昇を
抑えるシステムを
活用した
対策を
検討することにしています。
一方で、
小池知事は、
結果について「
非常に
重く
受け止めている」と
述べていて、
移転については
慎重に
判断するものと
見られます。
豊洲市場の
地下水モニタリング
調査のうち、
最終となる
9回目の
調査で
高濃度の
有害物質が
検出されたことを
受けて
行われた
都の
再調査は、
19日、
結果が
公表されました。
それによりますと、29か所の調査地点のうち25か所で環境基準を上回るベンゼンやシアン、ヒ素などの有害物質が検出され、最大で環境基準の79倍のベンゼンが検出された9回目の調査と同じ傾向を示したということです。
豊洲市場の安全性を検証する専門家会議は、今回の結果を受け、引き続き地下水の調査を行って経過を確認するとともに、市場に設置された地下水の上昇を抑えるシステムを強化して汚染された地下水を取り除くなど、対策を検討することにしています。
そのうえで、平田健正座長は、19日、豊洲市場では地下水を使うわけではないので安全性に問題はなく、地上と地下を分けて考えるべきだという見解を改めて示しました。
一方で、小池知事は、これまで、地上と地下を分ける考え方では都民の理解と納得につながらないという考えを示しています。
再調査の結果についても、19日、「よい数字ではなく、非常に重く受け止めていかなければならない」と述べていて、移転については慎重に判断するものと見られます。