近畿大学の
入学式が
行われ、おととしの
入学式でがんの治療のため
声を
失ったことを
公表した
卒業生でミュージシャンのつんく♂さんが登場し、「どんな
逆境に
遭遇しても
何かを
発見し、
今を
楽しんでください」と、スクリーンにメッセージを
映し出して
新入生を
激励しました。
東大阪市の
近畿大学で
行われた
入学式には、
新入生およそ
7200人が
出席しました。
式では、おととしの入学式でがんの治療のため声帯を摘出し声を失ったことを公表した卒業生でミュージシャンのつんく♂さんが登場しました。つんく♂さんは声の代わりにスクリーンにメッセージを映し出し、「今、その瞬間に感謝できる人、その瞬間を楽しめる人、その瞬間から何かを見つける人、こんな人たちはどんな逆境に遭遇しても何かを発見し、結果、人生を楽しみます。僕も声を失っても今も楽しいです。今を楽しんでください」とエールを送りました。
このあと、ゲストで参加した歌手のクミコさんが、つんく♂さん作曲の「うまれてきてくれてありがとう」を披露しました。そして、校歌斉唱には、学生らとともにつんく♂さんもギターの演奏で加わり、新入生の門出を祝いました。
新入生の男性は「つんく♂さんのメッセージは心に響きました。大学でいろいろなことを学びたい」と話していました。