防衛省は、ことしの
3月6日に
北朝鮮が
発射した
弾道ミサイルの落下地点を
詳しく
分析した
結果、これまでに
北朝鮮が
発射した
弾道ミサイルの
中で
最も
日本の
領土の
近くに
落下したと
見られることなどから、
引き続き
警戒・
監視に
万全を
期すことにしています。
北朝鮮は
先月29日にも
弾道ミサイルを
発射しましたが、ことしの
3月6日には「
スカッドER」と
見られる
4発の
弾道ミサイルをほぼ
同時に
発射し、
3発が
日本のEEZ=
排他的経済水域内に
落下したと
見られています。
このうち、日本に最も近かった1発は、石川県の能登半島から北におよそ200キロの日本海上に落下したと推定され、政府は、北朝鮮の弾道ミサイルは現実的な脅威だとしています。
防衛省がさらに詳しく分析した結果、この1発は石川県輪島市の舳倉島からおよそ150キロの海域に落下したと推定され、これまでに北朝鮮が発射した弾道ミサイルの中で最も日本の領土の近くに落下したと見られることがわかりました。
防衛省は、北朝鮮が今後も核実験や弾道ミサイルの発射などの挑発行動を行うおそれがあるとして、稲田防衛大臣が今月上旬に予定していたベトナム訪問を見送り、大型連休中も東京都内で待機するなど、引き続き警戒・監視に万全を期すことにしています。