また、太刀持ちの関脇・高安は主人公の「ケンシロウ」、露払いの前頭8枚目・松鳳山は「トキ」が描かれた化粧まわしを締めました。
この三つぞろいを贈った会社によりますと、稀勢の里は先代の師匠の元横綱・隆の里の鳴戸親方から「孤独にならないと強くならない」と教えられてきたことから、主人公の「ケンシロウ」でなく、孤独に戦う「ラオウ」をみずから選んだということです。
稀勢の里は14日の土俵入りでは、先場所のけがを負ったあととは違い、左腕や左胸にテーピングはなく、両手を打ち合わせる「かしわ手」も力強さが戻って「バチン」と大きな音を会場に響き渡らせていました。